四月は君の嘘

心にトラウマをかかえ、ピアノが弾けなくなってしまった主人公の有馬公生が、破天荒な女の子宮園かをりと出会い、成長していくハートフルストーリー。クラシックをテーマに中学生の主人公たちの成長を描く物語。ピアニストを目指す公生の葛藤、幼なじみとの恋模様や友人との学校生活。そしてかをりとの関係が描かれている。この作品は最後まで涙あり笑いありで完成された作品なので、一気読みしても楽しめるしじっくり読んでも楽しめる作品となっています。

 

wikiより参照

四月は君の嘘』(しがつはきみのうそ)は、新川直司による日本漫画。『月刊少年マガジン』(講談社)にて2011年5月号から2015年3月号まで連載された[1][2]。略称は君嘘(きみうそ)。単行本は全11巻。2012年度マンガ大賞ノミネート。2013年、講談社漫画賞少年部門受賞。

アニメ化作品が2014年秋から2015年春にかけて放送され、2016年に実写映画化された[3]

概要[編集]

前通り橋,新座市

中学生のピアニストヴァイオリニストが互いの才能に共鳴し合い成長する姿を描いた作品[4]。作者の新川によると自身はクラシック音楽とはもともと縁がなく高校時代はヘヴィメタルを聴いていたが[5]、「ヴァイオリンを演奏する少女を描きたい」との思いが作品を始める上での動機となり[5]、ヴァイオリニストの池田梨枝子、ピアニストの山崎香と菅野雅紀、作曲家の大澤徹訓に取材協力を仰いだ[6]

主に東京都練馬区を舞台にしており、作中にも練馬区内に存在する施設や公園、道路等が多数登場している[注 1]。また、練馬区内に路線を持つ西武池袋線の車両が作中に登場しており、西武鉄道とのタイアップ企画も実施されている。

原作は2015年2月6日に発売された『月刊少年マガジン』2015年3月号にて完結した。単行本は2015年5月15日発売の11巻をもって完結した[7]。原作終了に併せてアニメも2015年3月に完結まで描かれた。ノベライズも決定され、2014年11月17日に『小説 四月は君の嘘 6人のエチュード』として刊行された[8]。また、同年10月17日発売の単行本10巻にはオリジナルパスケース付き限定版が、11月17日には原作の公式ガイドブック『公式ガイドブック 四月は君の嘘 Prelude』が、それぞれ刊行された[9]。5月15日に発売の11巻にはOAD付き限定版も発売された。

2015年9月に実写映画化が発表された[3]

あらすじ[編集]

かつて指導者であった母から厳しい指導を受け、正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、「ヒューマンメトロノーム」とも揶揄された神童有馬公生は、母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなり、コンクールからも遠ざかってしまう。

それから3年後の4月。14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールでかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。

かをりは、好意を寄せる渡亮太との仲を椿に取り持ってもらい、渡と椿の幼なじみである公生とも行動を共にするようになる。公生はかをりに好意を抱くようになるが、親友である渡に気をつかって想いを伝えられないでいた。椿は公生のかをりへの恋心に気付き、また自身に芽生えた公生への恋心にも気付き苦悩する。

かをりは、公生のことを友人Aと呼び、ぞんざいに扱いつつも、自分の伴奏を命じるなど、公生を再び音楽の世界に連れ戻そうとする。また、かつて公生の演奏に衝撃を受けピアニストを目指すようになった、小学生の時からのライバルである相座武士井川絵見にも背中を押され、母親の親友で日本を代表するピアニストの瀬戸紘子に師事し、公生は再び音楽の道に戻っていく……。

しかし実は、かをりには周囲に隠し続けていた秘密があった。次第に身体を蝕む病のため、物を持ったり歩くことが困難になり、学校を休んで入院生活が続くようになっていく。公生は東日本ピアノコンクールに出場して入賞することで、ピアニストとしての道を歩もうと努力する。そんな公生の影響を受けて、かをりもこれまで避けてきた手術をして、再び公生とコンサートをしようと決意する。

しかし、かをりの容態は、悪化の一途を辿っており、容態が急変してしまう。公生は、かつての病弱な母親をイメージさせる少女に、再びトラウマが呼び起こされ、かをりを失うことへの恐怖から、ピアノを弾くことができなくなり、なかば作品の総仕上げの練習ができないまま、コンクール本番を迎えることになってしまう。

そして、コンクールの日が訪れる。奇しくも、かをりの手術の日が重なり、大きなプレッシャーを抱えていた公生だったが、かをりを想いながら、かをりの幻と共にアンサンブルを奏でながら、すべての想いをぶつけるかのように渾身のピアノを演奏する。公生のピアノは、会場の観客すべてを魅了し賞賛を受けるが、かをりは手術中に帰らぬ人となってしまう……。

コンクールが終わり数日後、かをりが生前に書いた手紙が、公生に届けられる。そこには、かをりの公生への秘められた想いと、ささやかな『嘘』が綴られていた。

登場人物[編集]

声はアニメ版の声優、演は実写映画版でのキャスト。

主要人物[編集]

有馬 公生(ありま こうせい)
花江夏樹 / 演 – 山﨑賢人[10]藤本哉汰(幼少期)
本作の主人公。 市立墨谷中学校3年生(14歳)。誕生日は3月28日。 好物は、たまごサンドとモーモー印の牛乳。母が叶えられなかった「世界的なピアニストになる」夢を叶えるために、幼い頃から厳しい指導の下で練習に励み、「正確かつ厳格」と評された演奏により、数々のコンクールで優勝を果たした。その一方で「ヒューマンメトロノーム」「母親の操り人形」「機械仕かけ」「コンクールだけのピアニスト」「譜面の僕(しもべ)」「コンクール仕様」などと揶揄されていた。11歳の時、コンサートで母親への最高のプレゼントとして感情を込めた演奏をするも、そのことが原因で母と喧嘩になってしまう。生前に母と交わした最後の言葉は、「お前なんか、死んじゃえばいいんだ」だった。その直後母が亡くなり、そのことがもとで演奏中に自分が弾くピアノの音が聞こえなくなるという症状を発症、ピアノから遠ざかるようになる。しかしながら、音楽の才能は健在で、新譜の譜面起こしなどのバイトをしている。
幼なじみの椿を通じて、ヴァイオリニストの宮園かをりと知り合う。初対面で盗撮魔と勘違いされるなど[注 2]第一印象は最悪だったが、コンクールでの彼女の独創的な演奏に心を奪われる。以後、かをりのことを何かと気にかけている。後に、かをりへの恋心を自覚する。渡と見舞いに訪れた際、かをりが発作のような状態を催しているところを目撃し、また自分から大切なものが消えるのではないかという恐怖心から再びピアノを弾くことを恐れ始め、紘子との練習も拒んでいた。そんな最悪の精神的コンディションの中、東日本コンクールに臨んだが「自分に音楽をくれた人たちのために弾く」ことで満場の喝采を浴びる。コンクールが終わった後、かをりの両親から渡された自分宛の手紙にて告白された。
高校は、県外にある奥津音大附属高校に進学希望。
宮園 かをり(みやぞの かをり)
声 – 種田梨沙 / 演 – 広瀬すず[10]
市立墨谷中学校3年生。誕生日は7月4日ヴァイオリニスト。昔からコンクールの常連だった公生を見知っており、憧れていたが、中学3年生の時に渡に好意を寄せていると椿に告げ、紹介してもらう。公生から「性格最悪」「喧嘩上等」と言われる程気が強く、明るい性格であるが、実際は寂しがり屋であり、公生に泣きながら「1人にしないで」と心境を吐露している。また、公生にも特別な感情を抱いており「君をもっと知りたい」「何でも知っている椿が羨ましい」等と発言している。カヌレが好物。
楽譜に忠実に弾くことが求められるコンクールにおいて個性的な演奏をしたため審査員から酷評されるが、聴衆から絶大な支持を受け、聴衆推薦で二次予選に進む。公生がピアノを弾かないのは逃げているだけだと指摘し、二次予選のピアノ伴奏を公生に頼む。コンクールは演奏中断により失格となり、本人は後悔していないものの、公生に再び弾いてほしいという思いから、失態の詫びにとピアノコンクール出場を要求する。元からあまり体が強くないのか、本人曰く「疲れやすい体質」で、薬を大量に服用している。精密検査のために2回検査入院もしている。そのため、ガラコンには出場出来なかった。演奏終了後には体調不良で倒れ、再入院している。容体はあまり良くなく、公生と渡が見舞いに訪れた際は発作の様な状態を催しており、一時、集中治療室へと移されていた。その後公生が出場する東日本ピアノコンクールが開催される日に手術を受けるが、その甲斐もなく他界する(なお、病名については原作、アニメともに明かされていない)。
元々はピアノを演奏していたが、公生の演奏に感銘を受け、公生にピアノを伴奏してもらいたいという理由からヴァイオリニストに転向する。そして中学1年生の時に、中学校に公生がいることを知るが、椿と渡との仲の良さ故に話しかけるタイミングがなく、ただ眺めて終わっていた。しかし、自分の命がこの先長くないことを知ると、後悔を天国に持ち込まないためにこれまでしてこなかったことを実践し始め、その際に渡が好きだと偽って公生に近付いた。渡のことは友人としては面白いと位置付けているが、「やはり一途な人がいい」と手紙に記している。
アニメ版では、髪色の変化が見て取れる。物語序盤では鮮やかな金髪であったが、物語中盤からかをりの体調が悪化してくるにつれて、髪色は淡くなっている。
澤部 椿(さわべ つばき)
声 – 佐倉綾音 / 演 – 石井杏奈
市立墨谷中学校3年生。公生とは家が隣同士の幼なじみ。誕生日は5月19日
ソフトボール部に所属しており、度々校舎の窓ガラスを割る飛球を打っては、偶然その場に居合わせることの多い公生に謝らせている。トラブルメーカーだが公生にとっては世話の焼ける姉のような存在。中途半端にピアノから遠ざかっている今の状態のまま時間が止まってしまっている公生が立ち直るためにも、もう一度ピアノを弾いて欲しいと思っている。
運動神経が優れており、鉄棒で大車輪をやってのけている。それゆえ、周囲に「女ゴリラ」とからかわれることもあるが、中身は繊細な乙女である。
かつて憧れていた先輩・斎藤に告白されたが、当時のような胸が高鳴るような感情が沸かず返事を保留していた。その後、結局振られてしまった。いつも側にいるのが当たり前で、自分の弟のような存在だった公生に対し、次第に特別な感情を抱きはじめ、公生の側にいたいと思うようになる。公生が音楽科のある高校に通うために家を出ると発言した際には号泣しながら公生の前から走り去ってしまった。それらに関して柏木に図星を突かれており、色々と指摘されている。
高校は、奥津音大附属高校近くの奥津女子高等学校に進学希望。模試での判定はBで、これにはクラスメイトも驚いていた(周囲には運動神経だけの脳筋女と思われていた)。
渡 亮太(わたり りょうた)
声 – 逢坂良太 / 演 – 中川大志
市立墨谷中学校3年生。公生・椿の幼なじみ。サッカー部部長。多数の女子から人気があり、渡自身も女子が大好きである。軽薄だと言われるが、時々良いことを言う。公生同様、かをりが発作のような状態を催しているところを目撃し、それを椿に伝えている。誕生日は4月14日
高校はスポーツ推薦での入学が決定している。
公生のかをりへの恋心や、かをりの公生への想いに気付いている。
井川 絵見(いがわ えみ)
声 – 早見沙織
公生と同年代のピアニスト。倉橋第四中学校3年生[11]
5歳の時に友達のピアノ演奏会の応援に訪れた際、その演奏会に出場していた公生の演奏に感動しピアニストになることを誓う。気分屋な性格で公生が2年間、ピアノから離れていた間は些細なことで演奏スタイルが変わってしまう程だったが、「機械のように正確」「コンクールのためだけに弾く」と評される公生の演奏を否定するためにピアノを続けている。
相座 武士(あいざ たけし)
声 – 梶裕貴
公生と同年代のピアニスト。公生に憧れてピアノを始めた。小学生時代までは何でもこなせていたが、唯一ピアノでは公生に全く対抗出来ず、公生が2年間ピアノから離れていた間も「有馬公生を目標」にピアノを続け、公生の復活を信じて練習を積んでいたが、復活した公生の演奏を聴いた当初は、以前と変わった演奏スタイルに加えて途中で演奏を中断してしまったことを受け入れられず怒りを爆発させてしまう。しかし、後の公生の言動により公生が変わったことを認めるようになる。かつては公生と絵見の3人で音楽コンクールの上位を占めていたが、現在では2人に差をつけてコンクールの優勝を独占しており、国外での活動も視野に入れているが、あくまで「有馬公生が目標」であるため、ドイツのシュベルスタインコンクールからの招待状が来た際には断っている。

市立墨谷中学校[編集]

斎藤(さいとう)
声 – 興津和幸
椿の1級上の先輩。野球部の元キャプテンで、椿の憧れの存在だった。自身も、笑っている椿が好きだった。下校中の椿と再会し、交際を申し込む。だが椿の思いを察し、好きな人が出来たことを理由に自ら別れを告げた。なお、椿には自分の彼女になってくれたことに感謝している。
柏木 奈緒(かしわぎ なお)
声 – 石上静香
椿の友人でソフトボール部のピッチャー。椿のことは大抵察知しており、色々と指摘したりからかったりしているが、それが原因で返って椿を意固地にさせてしまうことがある。ボーイズラブを好んでおり、それが自身の恋愛観に影響している。

音楽関係者[編集]

有馬 早希(ありま さき)
声 – 能登麻美子 / 演 – 檀れい
公生の母。故人。元々、公生に過酷な思いをさせたくないとして、ピアニストにするつもりはなかったが、紘子に「ピアニストにした方がいい」とアドバイスされ、公生にコンクールで勝つための英才教育を施す。その指導方法は厳しく、一見、虐待にも見える過酷なものであったが、それは自身の死期が近いと悟っており、公生が将来音楽で食べていけるようにと思ってのことだった。公生が11歳の秋に行われたヨーロッパでのコンクールを見据えた国内コンクールの直前に亡くなり、公生に重大なトラウマを残す。
瀬戸 紘子(せと ひろこ)
声 – 園崎未恵 / 演 – 板谷由夏
日本屈指の評価を受けるピアニスト。公生の母である早希の音大時代の同期であり、ともに公生を見守ってきた。また、公生のピアニストとしての才能にいち早く気付き、公生をピアニストにするべきと早希にアドバイスした張本人である。そのことで罪悪感を抱いていたが、前向きな公生の姿に感心し、後に後見人として申し出ると同時に公生の指導者となった。一人娘の小春(こはる / 声 – 水瀬いのり)がいる。
原作では物語の中盤からの登場だが実写映画では序盤から登場している。
相座 凪(あいざ なぎ)
声 – 茅野愛衣
武士の妹でピアニスト。瀬戸を通じて兄のライバルである公生に弟子入りする。公生に弟子入りした際、正体を察知されないようにするため藍里 凪(あいざと なぎ)という偽名を名乗っていた。胡桃ヶ丘中学校1年生であり、三池とは同級生。「陳腐」という言葉を好んで使う。兄・武士の不調を公生のせいだと逆恨みし、公生の邪魔をしようとしたが、公生と接していくうちに音楽を通して兄に思いを伝えようと考えるようになる。胡桃ヶ丘中学学園祭では、公生と連弾をした。この演奏はかをりに、もう1度公生と演奏するために手術を受けることを決意させた。
三池 俊也(みいけ としや)
声 – 寺崎裕香
風間門下のヴァイオリニストで、中学1年生。藤和音楽コンクール「中学生の部」優勝者であり、ガラコンは優勝した自分が主役だと思っているため、予選敗退者ながら主催者推薦で出場を果たしたかをりを見下し、「あんなのは音楽でもなんでもない」と批判している。だがその一方で、来場者がかをりの話題しかしていないことに寂しさも覚えていた。中々やってこないかをりのために順番をずらして貰えないかと紘子に懇願されるが断り、更にはかをりを侮辱するような発言をしたために、紘子と公生の怒りを買ってしまう。その後、ピアノのソロだけで出場した公生を当初は「所詮パフォーマンス」と見下していたが、その演奏に徐々に感化されていき、自分の出番の際には初めて舞台に立つことが怖くなり、逃げ出したいあまり泣き出してしまう。それでも「あそこまで身を捧げてみたい」「燃焼したい」という思いが三池を動かし、「ママの声が聞きたい」という一心で演奏を始めた。このときの演奏を「君も打ち抜かれたか」と評されている。公生曰く「少し僕に似ている」。その後は公生のファンとなっており、コンサートにも変装して訪れていた。凪と同じく胡桃ヶ丘中学校に通っており、凪とは同級生だが、校内では「両雄(龍虎)並び立たず」の犬猿の仲ということになっている。
落合 由里子(おちあい ゆりこ)
声 – 田中敦子
絵見の音楽先生。
高柳 明(たかやなぎ あきら)
声 – 大山鎬則
武士の音楽先生。
井端 潤三(いばた じゅんぞう)
声 – 樋浦勉
毎報音楽コンクールで、公生らが出場した回で審査委員長を務めていた中年の男。演奏を途中で中断し、再び再開した公生の演奏を酷評、憤慨していた。権威主義者であり[注 3]、すれ違った公生に対して「コンクールは神聖な音楽の庭、決して自分探しをする場所では無い」と告げている。凪の演奏を聴きに胡桃ヶ丘コンクールに来場していた。
風間(かざま)
声 – 飛田展男
かをりが出場したヴァイオリン部門のコンクールで審査委員長を務めていた男。
梨田(なしだ)
声 – 小澤亜李
ヴァイオリン部門コンクールの出場者。先生(声 – 大津愛理)と共に一次通過を目指す。

家族関係者、親友など[編集]

かをりの両親(宮園好是、宮園涼子[12]
声 – 大川透(父親)、進藤尚美(母親)
自宅にて洋菓子店を営んでいる。公生の大ファンと紹介され、自前の洋菓子を多数振舞っているが、実際にはかをりから話を聞いていただけであり、公生のことはよく知らない。半ば投げやりな態度であったかをりに希望を与えた公生には感謝している。
絵見の両親
声 – 宮坂俊蔵(父親)、かかずゆみ(母親)
子供時の絵見を公生のピアノ演奏会に連れて行き、絵見がピアニストになるきっかけを作った。
武士の母
声 – 湯屋敦子
武士と凪の母親。
泉(いずみ)
声 – 寿美菜子
武士の友達の女子生徒。
さつき、小麦(こむぎ)
声 – 田頭里奈芳野由奈[13](さつき)、小澤亜李(小麦)
凪のクラスメート。
有馬 隆彦(ありま たかひこ)
声 – 浜田賢二
公生の父親。
椿の母
声 – 大浦冬華
有馬家の隣同士で昔から公生のピアノ稽古を聞き慣れていた。
岡 耕介(おか こうすけ)
声 – 柳田淳一
胡桃ヶ丘中学学園祭で、凪と公生の連弾を聞く観客のひとり。ピアノの演奏に詳しい。
せつこ
声 – 高橋李依
かをりの子供時代のお友達。せつこ出場の演奏会を応援しに行ったことが公生との出会いになった。会場でせつこと写真を撮った際、通り掛った公生の姿を一緒に写った。
チェルシー
公生が子供のころ飼っていた黒猫。公生の手を負傷させたことで、早希によって捨てられる。その後、母親の死でピアノの音が聞こえなくなった公生の夢に現れ、公生自身もそれが大きなトラウマとなる。

用語[編集]

奥津音大附属高校
公生の第一志望の高校。東日本ピアノコンクールで上位入賞した者の入学者が多い。公生の住んでいる場所から県外にある。
ガラコン
ガラコンサート。主にコンクールの入賞者などが参加する演奏会。スポーツに例えるならば、フィギュアスケートなどのエキシビションに近いものである。
胡桃ヶ丘中学校
凪、三池が通う中学校。中高一貫校で、音楽系の名門校である。特に「くる学祭」は成績上位者が集う、仮装上等の“奇祭”であり、独特でアイデアにあふれた演目を準備し、業界関係者からも注目されている。その中の演目一つである「胡桃ヶ丘コンサート」では仮装しながら演奏を披露している。凪と公生も出場し[注 4]、《眠れる森の美女》より『薔薇のアダージョ』と『ワルツ』を演奏している。また、この時雑誌ライターや井端も来場していた。
なお、凪と三池は「交わってはいけない龍と虎」等と目されており、普段この二人が接触することはなかったが三池が凪に話しかけた際には皆が驚いていた。
市立墨谷中学校
公生・かをり・渡・椿・柏木らが通う中学校。斎藤もこの中学校の卒業である。
藤和音楽コンクール
新設された全国規模のバイオリンのコンクール。主催者が少し変わっており、予選では普通バッハやバガハーニ等伴奏に無い曲が課題になるが、このコンクールは全てピアノの伴奏付きであり、結構珍しいものである。なお、優勝者は主催者所有のグァルネリでリサイタル出来るという特典がある。
都津原大学付属病院
かをりが入院している病院。
東日本ピアノコンクール
日本有数の音楽コンクールの一つ。歴史は古く、ネームバリューは抜群である。毎年冬に開催される。通称、雪のコンクール。なお、奥津音大附属高校の入学者は、当コンクールで上位入賞を果たした者が多い。
毎報音楽コンクール
毎報新聞社が毎年主催している全国規模のコンクール。これまでに有名な演奏家を何人も輩出してきた実績がある。地区予選から地区本選、更に全国大会で優勝すれば海外進出の足がかりにもなる。
かをりの病気
作中では、かをりの病名はハッキリと明示されておらず、断片的な情報しか描かれていない。主な症状としては、「筋力が弱くなり、物を持てなくなったり、立てなくなる」、「自力での呼吸が困難になり、命の危機になる」…などがある。

 





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