映画「エスター」について

エスターは2009年に日本で公開されたアメリカのホラー映画ですが、サスペンスにも近い様に感じられるお話です。
流産を経験した夫婦がとある孤児院から一人の少女エスターを養子に迎え入れた事が全ての始まりで、9歳という年齢の割に大人びたエスターは難聴を患う妹のマックスとも仲良くなり、家族にも馴染んでいきます。
けれど夫婦は徐々にエスターに対して違和感を覚え始め、やがてエスターという少女の恐ろしい秘密が明らかになります。
純粋な気持ちで見ていればきっと騙されてしまう、背筋が凍る様なオススメの映画です。

 

wikiより参照

エスター (映画)

エスター
Orphan
監督 ジャウム・コレット=セラ
脚本 デヴィッド・レスリー・ジョンソン
製作 ジョエル・シルバー
スーザン・ダウニー
ジェニファー・デイヴィソン・キローラン
レオナルド・ディカプリオ
製作総指揮 スティーヴ・リチャーズ
ドン・カーモディ
マイケル・アイルランド
音楽 ジョン・オットマン
撮影 ジェフ・カッター
編集 ティム・アルヴァーソン
製作会社 ダーク・キャッスル・エンターテインメント
アッピアン・ウェイ・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国の旗日本の旗 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 2009年7月24日
日本の旗 2009年10月10日
上映時間 123分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
アメリカ手話
興行収入 $76,699,632[1]
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エスター』(原題:Orphan)は、アメリカ合衆国ホラー映画。北米では2009年7月24日に公開され、日本では2009年10月10日に公開された。原題の『Orphan』とは「孤児」という意味。

ストーリー[編集]

かつて3人目の子供を流産したケイト・コールマンとその夫のジョン。彼らはその苦しみを癒すため、孤児院からエスターという9歳の少女を養子として引き取る。少々変わってはいるが年齢の割にしっかり者で落ち着いており、すぐに手話を覚えて難聴を患う義妹のマックスとも仲良くなるエスター。だが共に生活する中で、やがて彼女は常に手首や首にリボンを着けていたり、入浴の際は必ず入り口を施錠したりと、謎の習慣を垣間見せ始め、それらと同時に徐々に恐ろしい本性を見せ始めるのだった。

登場人物[編集]

ケイト・コールマン
演 – ヴェラ・ファーミガ、日本語吹き替え – 八十川真由野
この物語の主人公。
3人目の子供を流産したことがトラウマとなり、悪夢に苦しめられている。元アルコール依存症患者。孤児院から引き取ったエスターと心を交わそうとする。が、しかしある日を境にエスターに不信感を抱き、彼女の身辺を調べ始める。
ジョン・コールマン
演 – ピーター・サースガード、日本語吹き替え – 佐久田修
ケイトの夫。
精神が不安定になったケイトを立ち直らせるため、養子を迎えることを提案する。
ダニエル・コールマン
演 – ジミー・ベネット、日本語吹き替え – 津々見沙月
コールマン夫妻の息子。家族の注目を集めるエスターを快く思っていない。
マックス・コールマン
演 – アリアーナ・エンジニア
コールマン夫妻の娘。難聴のため補聴器を使用している。エスターと仲良くなり、彼女を姉のように慕う。
エスター
演 – イザベル・ファーマン、日本語吹き替え – 矢島晶子
コールマン夫妻が孤児院から引き取った少女。ロシア出身。
頭がよく、音楽や絵を描くことが得意。首と両手首には常にリボンを巻き、それを外そうとすると大声で叫んだり、歯医者を嫌ったり、入浴時は常に浴室に施錠するなど、謎めいた部分を持つ。
シスター・アビゲイル
演 – CCH・パウンダー、日本語吹き替え – 磯辺万沙子
エスターがいた孤児院のシスター。

スタッフ[編集]

製作[編集]

ファンタジーや神話が大好きなら、映画『ユニコーン~奇跡の航海~』がオススメ!

この作品は2000年に製作された、ちょっと前の映画なんですが、神話の世界が好きな人なら絶対気に入るはず!
舞台はアメリカ。母親を失い悲しみに包まれる家族。時が経っても家の中はいつもピリピリ…。そんな父親と娘2人はある晩、不思議な事件に遭遇しファンタジーの世界に迷い込んでしまう。と、ここまではよくある設定ですが、この作品の魅力は、神話では悪役のミノタウロスやメドゥーサが、実は胸に悲しみや寂しさ抱えていて、根はとても優しい人という設定!親子との交流を通して、頼もしい味方になってくれます。
相手を見た目で判断してはいけない。信じる心を持つ大切さを教えてくれる、優しい映画です。

 

平凡な少年が競技ダンスに目覚める…!『ボールルームへようこそ』

ダンスをテーマにした漫画はいろいろあれど、ここまで社交ダンス(正式には「競技ダンス」)をかっこよく&面白く描いた漫画は『ボールルームへようこそ』が初めてじゃないだろうか。
ごく平凡な人間が実はすごい素質を備えていて、その競技に出会ったことで才能を開花させていく、という設定は王道だが、主人公が人柄のいい少年で好感がもてることと、とにかくダンスシーンの画力がすごいのがこの作品の魅力だ。
魅力的なキャラクター、迫力、情熱、感動、ダンスを通して成長する主人公…男性にも女性にもおすすめできるダンス漫画。
「社交ダンスはお年寄りの趣味でしょ?ダサい」と思っているあなた。
そんな偏見はひっくり返るだろう。

 

wikiより参照

ボールルームへようこそ』は、竹内友による日本漫画作品。『月刊少年マガジン』(講談社)にて2011年12月号より連載されている。社交ダンス競技ダンス)をテーマに描かれた作品。単行本は2015年10月現在既刊8巻。

途中、一時休載をしていたが、月刊少年マガジン2月号(2017年1月6日発売)から、連載を再開[1]

あらすじ[編集]

将来の夢も趣味もなく、無気力に日々を過ごしていた中学生・富士田多々良

ある日、カツアゲにあっていたところ、謎のヘルメット男仙石要に助けられる。プロダンサーの仙石に連れ去られた場所は、社交ダンスの教室「小笠原ダンススタジオ」だった。勧められるままに体験レッスンを受けるが、そこで同じ中学の同級生花岡雫に出会う。雫は卒業後、プロを目指して海外留学を考えているダンサーだった。

雫の出場するダンス大会へ応援にいくが、そこで雫のパートナーで、ランキング1位の天才ダンサー兵藤清春に出会う。持ち前の目の良さから、スタジオ練習で清春のモーションを目で見て盗んだ多々良は、シャドー練習に励みワルツをマスターする。

日本一を決める、最高峰のアマチュア大会である三笠宮杯・全日本ダンススポーツ選手権。そこに出場する清春&雫パートナーの応援に行った多々良は、仙石に強引に勧められて、行方不明の清春の代役として、雫のパートナーとしてワルツを踊ることになってしまう。多々良に触発された清春は、情熱的なタンゴを踊り切り、会場にスタンディングオベーションを起こすが、替え玉がバレてしまい6カ月の出場停止になる。

赤城兄弟の妹・赤城真子とペアを組むことになった多々良は、同じく雫とペアを組むことになった兄・赤城賀寿と、非公式試合・天平杯で勝負することになる。双方が死力を尽くし会場を沸かせるが、多々良ペアは7位の最下位に終わる。しかし、パートナーの真子が「ポールルームクイーン賞」に選ばれ、ガジュとの勝負には勝利する。

公立高校に進学した多々良は、ダンス経験のあるクラスメイトの緋山千夏とパートナーを組むことになるが、ジュニア時代に男役ばかりやってきた千夏に悪戦苦闘する。D級に昇格した多々良ペアは、上を目指すために「兵藤ソシアルダンスアカデミー」に移籍。指導を受けることになった兵藤マリサから、「東京都民ダンススポーツ大会」のA級選での優勝を命じられるが、格上の釘宮や、千夏の元パートナーと争うことになる。

登場人物[編集]

社交ダンス

富士田 多々良(ふじた たたら)
声 – 土屋神葉[2]
市立玉村中学校3年生。観察力がよく、目で見て動きをすぐに覚える才能がある。競技ダンスには無縁であったが、スタジオに誘われ社交ダンスを教わり始めると、仙谷や雫、兵藤たちに触発されやがて魅入られていく。
花岡 雫(はなおか しずく)
声 – 佐倉綾音[2]
市立玉村中学校3年生。アマチュアの選手。来年にはパートナーの兵藤と共に海外へ留学する予定。
仙石 要(せんごく かなめ)
声 – 森川智之[2]
現役プロの選手。ラテン&10ダンスの二冠王者。強引な性格でよく人を叩く。主に多々良が被害を受けている。
兵藤 清春(ひょうどう きよはる)
声 – 岡本信彦[2]
中学3年生。アマチュアの選手。雫のパートナーの天才ダンサー。
赤城 賀寿(あかぎ がじゅ)
高校1年生。三笠宮杯ファイナリスト。真子の兄。
赤城 真子(あかぎ まこ)
中学2年生。賀寿のパートナーであり妹。気弱な性格。
緋山 千夏(ひやま ちなつ)
多々良のクラスメートで、パートナー。中学時代はリード(男)役をしていた。
たまき
小笠原ダンススタジオのスタッフ。多々良にキレイなお姉さんと称されるほど美人。
兵藤 マリサ(ひょうどう マリサ)
清春の母。元プロフェッショナルスタンダードチャンピオン。

進撃の巨人

巷で有名の大人気漫画です。
その人気は漫画だけでは収まらず、アニメ化や映画化もされました。
この人気の秘訣は何と言ってもキャラの素晴らしい個性があるからだと思います。
エレン・イェーガー、ミカサ・アッカーマン、リヴァイ兵長など、どのキャラも負けず劣らずの魅力を誇っています。
そんなキャラ達が人間の何倍もの大きさを持つ巨人相手に立ち向かう、キャラとシナリオがマッチングしてこその面白さであると思います。
巨人はなぜ人間を襲うのか?
裏に黒幕がいるのか?
謎多きシナリオにまだまだ目が離せません。

 

wikiより参照

進撃の巨人

進撃の巨人
ジャンル 少年漫画ダーク・ファンタジー
バトルアクション
漫画
作者 諫山創
出版社 講談社
掲載誌 別冊少年マガジン
週刊少年マガジン(特別編)
レーベル 講談社コミックスマガジン
プレミアムKC(限定版)
発表号 2009年10月号(創刊号) –
巻数 既刊22巻(2017年4月現在)
[表示]漫画(その他)
[表示]小説
ゲーム
ゲームジャンル アクションゲーム
対応機種 PlayStation 4/3/Vita
開発元 オメガフォース
発売元 コーエーテクモゲームス
発売日 2016年2月18日
売上本数 PS4:10万980本[1]
Vita:12万3,097本[2]
PS3:4万9,442本[3]
レイティング CERO: D(17才以上対象)
キャラクターボイス あり
テンプレートノート
プロジェクト 漫画ライトノベルアニメ
ポータル 漫画文学アニメ

進撃の巨人』(しんげきのきょじん、Attack on Titan)は、諫山創による日本漫画作品。小説テレビアニメ映画などのメディアミックス展開が行われている。『別冊少年マガジン』(講談社2009年10月号(創刊号)から連載中であり、『週刊少年マガジン』(講談社)にも出張読み切りとして特別編が2度掲載されている。

単行本の発行部数は、2016年12月現在累計6000万部を突破している。

目次

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概要[編集]

圧倒的な力を持つ巨人とそれに抗う人間たちの戦いを描いたファンタジーバトル漫画。2009年9月9日講談社少年マガジン編集部から発行が開始された『別冊少年マガジン』10月号(創刊号)で連載を開始。新人作家の初連載作品であるにもかかわらず2011年には第35回講談社漫画賞の少年部門を受賞するなど、各方面から高い評価を受けた。

本作の世界観はダーク・ファンタジー的な要素が強く、少年漫画としては残酷な描写も多く描かれている(人間達が巨人に襲撃・捕食されるシーンや、身体が損壊するシーンなど)。作者によると、出版サイドからは「人体の断面を描いてはいけない」という程度の表現規制しか受けていないという[4]

2013年にはテレビアニメ化が発表され、第1期が4月から9月まで各局で放送された[5]。また、2015年には実写映画化された。この他、ライトノベル化やゲーム化も行なわれている。このように本作は2011年頃より様々なメディアミックス展開が採られているが、作者は「読者に媚びることは、読者を裏切ることと等しい」という考えの下、「舞台などの謎が明かされた時が物語の終わる時」としている[6][7]。また、2016年にはテレビアニメ第2期の制作が発表され、2017年4月1日から放送が始まった。

ストーリー[編集]

文明を築き上げた人類は、突如出現した“天敵”「巨人」により滅亡の淵に立たされた。生き残った人類は、「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という巨大な三重の城壁の内側に生活圏を確保することで、辛うじてその命脈を保っていた。城壁による平和を得てから約100年後。いつしか人類は巨人の脅威を忘れ、平和な日々の生活に埋没していた。

序章(1巻)
城郭都市の外縁地区ウォール・マリア南端より突出した(甕城シガンシナ区で生活する少年エレン・イェーガーは、医者の父グリシャと口うるさい母カルラ、そしてイェーガー家に引き取られた幼馴染ミカサ・アッカーマンと暮らしていた。壁外の世界を夢見るエレンは壁外調査へ出る調査兵団に憧れていたが、両親やミカサには反対され、同じく壁外の世界を夢見る幼馴染アルミン・アルレルトと話し合うことしかできなかった。
エレンが10歳となった845年。突如現れた、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が破られ、巨人が壁内に侵入する。全身が堅い外皮に覆われた「鎧の巨人」によって遮断不能となったウォール・マリアは放棄され、人類の活動領域はウォール・ローゼまで後退することになった。目前で母カルラを巨人の一体に捕食され、家、夢、全てを奪われたエレンは巨人への復讐を決意し、ミカサ、アルミンと共に「第104期訓練兵団」に入団する。
トロスト区防衛・奪還戦(1-4巻)
シガンシナ区陥落から5年、訓練兵団入団から3年後の850年。全課程を修了したばかりのエレンがトロスト区の固定砲の整備を行っていた時、再び「超大型巨人」が襲来する。破られた扉から侵入する巨人を迎撃するべく、トロスト区の駐屯兵団と104期訓練兵団の卒業生が合同で巨人討伐を開始する。エレンはアルミンを初めとする同期達の班を率いるが、班員を捕食され、自身も足に深手を負う。恐怖のあまり動けなくなったアルミンを辛うじて助け出したエレンは、代わりに巨人に捕食されてしまう。アルミンからエレンの死を聞いたミカサは、そのショックから無謀な戦い方に出て命を落としかけるが、エレンが残した「戦え」という言葉を思い出し、仲間を率いて生還することを決意する。
その直後、今まで確認されたことのない「巨人を攻撃する巨人」が現れる。アルミンはその巨人を利用した作戦を立て、104期生達は辛くも危機を切り抜ける。そして数体の巨人を屠った後に力尽きた謎の巨人の中からは、捕食されたはずのエレンが無傷で現れた。危うく駐屯兵団に殺されかけるエレンであったが、駐屯兵団を束ねるピクシス司令の判断により命を助けられ、巨岩を使って扉の穴を塞ぐ作戦を命じられる。エレンは思う様に巨人の力を制御できず、多くの犠牲が出るが、リヴァイ兵士長らを初めとする調査兵団が増援として駆けつけたこともあり、トロスト区を奪還することに成功する。
過去と決意(4巻)
104期訓練兵団時代の回想をエレンの視点から描いている。憲兵団を志望するジャンとエレンの対立や、姿勢制御訓練に失敗したエレンと、そんな彼に助言を送るライナー、ベルトルトとの交流、アニとの対人格闘訓練の様子などが語られる。最後にマルコとジャンの会話のシーンが描かれた後、時系列はトロスト区奪還直後に戻り、ジャンがマルコの遺体を発見する。
調査兵団入隊〜第57回壁外調査(5-7巻)
作戦後、巨人化を恐れられたエレンは地下牢に幽閉される。憲兵団はエレンを排除するべきと主張するが、調査兵団団長であるエルヴィン・スミスの進言により、エレンは調査兵団に配属され、「監視」と「警護」のためリヴァイ揮下の特別作戦活動班(リヴァイ班)に編入された。時期を同じくして同期の配属も決定し、ミカサ、アルミン、ライナー、ベルトルト、ジャン、コニー、サシャ、クリスタ、ユミルなどが調査兵団を志願する。調査兵団分隊長のハンジ・ゾエは、エレンの巨人化能力の実験と、トロスト区で生きたまま捕獲された二体の巨人の研究を始めるが、二体の巨人は何者かによって殺害される。巨人を利する間者の存在が疑われる中、エルヴィンは真意を秘めたまま、エレンら新兵も連れ、第57回壁外調査を強行する。
エレンは何時とも知れず失踪した父グリシャから言いのこされた「自宅の地下室」を目指そうとする。だが、調査出発からほどなくして出現した奇行種「女型の巨人」により、調査兵団は蹂躙される。アルミンは「女型」の不可解な行動に疑念を抱き、やがて「女型」がエレンを追跡している可能性を考える。エルヴィンの真意はエレンを囮として、巨大樹の森の奥に「人間が操っていると思われる女型の巨人」をおびき寄せ、生け捕りにすることにあった。
調査兵団は一度は「女型」の拘束に成功するが逃走を許し、撤退を余儀なくされる。エレンを守るリヴァイ班は「女型を操っていた人物」に奇襲され、再び顕現した「女型」の前に壊滅。エレンは怒りにまかせて巨人化するがやはり敗北し、連れ去られかける。リヴァイとミカサの共闘により救出されたエレンは、後悔と無力感を胸に帰還を果たす。
アニ捕獲作戦(8巻)
エルヴィンは一大作戦の失敗の責を問われて査問を受けることになり、エレンもまた憲兵団に引き渡されることに決まる。様々な状況証拠からアルミンは「女型の巨人」の正体が憲兵団に入団したアニだと断定し、それを受けたエルヴィンはアニの捕獲作戦を立案する。ウォール・シーナのストヘス区において、エレンと調査兵団の共闘により「女型の巨人」は討伐されるが、その体内から現れたアニは拘束される直前に自らを結晶化し、一切の干渉を受けつけなくなってしまう。
さらに「女型の巨人」に破壊されたウォール・シーナ内部には生きたままの超大型巨人が埋まっていることが判明する。駆けつけたウォール教のニック司祭の対応を見たハンジは、ウォール教が隠している壁の秘密についてニック司祭を問い詰める。命を奪うと脅されても口を割ろうとしないニック司祭であったが、その後人類の置かれた状況が逼迫していることを悟ったことで、壁の秘密に関わる少女「ヒストリア・レイス」の存在と、クリスタこそがそのヒストリアであることを告白する。
ウォール・ローゼ内地〜ウトガルド城の戦い(9-10巻)
アニの捕獲作戦に従事していたエレン、アルミン、ミカサ、ジャンの4人を除く調査兵団の104期生たちは、アニとの共謀を疑われ、武装解除の上軟禁を命じられる。しかし、壁内であるにもかかわらず複数の巨人が出現したことで、住民の避難誘導のため出発する。追いかけてくる巨人に対しミケ分隊長が単騎で囮を引き受けるが、体が無数の毛で覆われた「獣の巨人」に翻弄され、巨人に捕食されてしまう。
サシャとコニーは、それぞれの故郷に戻り避難を呼びかける。コニーの故郷のラガコ村で彼らが目にしたのは「住人が逃げた形跡のない村」と「無意味に破壊された家屋」、そして「コニー宅に横たわる不具の巨人」だった。なにかを語ろうとする不具の巨人にコニーは母親の面影を見いだすが、ライナーに一蹴される。
調査兵団の4人の先輩と共に、ライナー、ベルトルト、コニー、クリスタ、ユミルはウトガルド城跡で夜営する。しかし、夜間には動けないはずの巨人に城を取り囲まれた挙句、先輩達は全滅し、丸腰の104期生たちは絶体絶命の窮地に陥る。ユミルはクリスタを守るため、自らの正体を現し、巨人化して戦い始める。その後ハンジ率いるエレン、ミカサ、アルミンを含めた調査兵団が合流し、ウトガルド城の104期生は難を逃れる。
エレン奪還戦(10-12巻)
駐屯兵団の夜通しの索敵にも関わらず、ウォール・ローゼに巨人が侵入できる穴は見つからなかった。消耗し昏睡するユミルを守りながら、104期生達が壁上で待機している最中、ライナーはエレンに突然「自分が鎧の巨人で、ベルトルトが超大型巨人だ」と告白をする。会話を聞いていたミカサはすぐさま二人に斬りかかるが、すんでのところで二人は巨人化し、裏切りに激昂したエレンもまた巨人化する。激しい攻防の末、エレンは敗北し、ユミルと共に連れ去られてしまう。エルヴィン率いる調査兵団は合流した憲兵団・駐屯兵団と共に、ハンジが逃亡先と推察した巨大樹の森へ、エレンの奪還に向かう。
巨大樹の森で休息するライナーとベルトルトは、エレンとユミルに自分達の故郷への同行を提案する。反撃の機会を窺うエレンに対し、他に行く当てがないことを悟ったユミルは、自分にとっての「切り札」であり、かけがえのない友人でもあるクリスタを連れ去ることを条件に、2人の提案を呑む。やがて探索に訪れたアルミンらをおびき寄せたユミルは、クリスタを拉致する。ミカサらは、「鎧の巨人」となり4人を抱えて逃走するライナーを追撃。エルヴィンが巨人の群れを引き連れて到着したことで、巨人、兵団、鎧の巨人による三つ巴の死闘となる。エルヴィンは片腕を失うが、アルミンの嘘により激昂したベルトルトの隙を突いてエレンを奪還する。一方、クリスタはユミルの意を汲み彼女と共にあることを宣言する。
ミカサとエレンは、巨人の群れの中にかつてカルラを捕食した巨人を見つけるが、その巨人に2人の恩人である駐屯兵団兵士のハンネスが捕食される。疲労のため巨人化ができず、己の無力に打ちひしがれながらも、エレンが母とハンネスの仇である巨人に触れたとたん、ライナーとベルトルトが「座標」と呼ぶ力が発動し、周囲の巨人たちはエレンの指示に従って巨人を捕食し、さらには「鎧の巨人」に襲いかかる。その混乱に乗じて兵団は撤退を開始、ユミルはクリスタをコニーらに託してその場を去る。ライナー、ベルトルト、ユミルは廃墟と化したシガンシナ区に身を寄せる。ライナーたちが追い求めていた「座標」は今やエレンと共にあった。
フリッツ王政の打倒(13巻-15巻)
ウォール・ローゼが破られていないことが確認されるまでの1週間、住民に地下街での避難生活を強いたことで、壁内の治安は急速に悪化する。ハンジは壁内に出現した巨人たちが「ラガコ村の住人たちが巨人化したものである」と結論づける。リヴァイ班には「エレンには死にもの狂いになれる環境が相応しい」と判断したリヴァイの意向で、調査兵団に残っている第104期生であるミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャ、クリスタが補充される。新生リヴァイ班は安全な山奥へ身を隠し、エレンの巨人化実験を進める。偽名を捨てる決意を仲間に伝えたクリスタは、「ヒストリア」としての凄惨な過去を語る。
一方、自身が匿っていたニック司祭の不審死を知ったハンジは、ヒストリアの情報を封じようとする中央第一憲兵団の仕業と判断する。リヴァイはエルヴィンの指示で一芝居打ち、リーブス商会会長のディモを捕縛、交渉により味方に引き入れる。中央第一憲兵の一員を拘束して拷問したハンジ達は「現王家のフリッツ家ではなく、レイス家こそが本当の王家である」という情報を引き出す。情報封鎖を続ける王政を以前から疎んでいたエルヴィンは、ヒストリアを女王として即位させる方針を固める。
しかし、中央第一憲兵団に属するケニー率いる対人制圧部隊の手により、ディモは殺害され、エレンとヒストリアは拉致される。更に調査兵団は王政に対する反逆の嫌疑を世間に喧伝され、エルヴィンを始め全団員に出頭命令が下る。逃亡するハンジは、王政の圧力に屈してきたストヘス区のベルク新聞社と、父ディモの死に悲しむ息子のフレーゲルを説得し、彼らの協力を得て民衆に事実を暴露することに成功する。そして、フリッツ王の前に引き出されたエルヴィンはピクシスと連携し、民衆より己の保身を優先する王政府の本性を白日の元に晒し、兵団によるクーデターを成功させる。
レイス領・礼拝堂地下(15巻-16巻)
エレンはヒストリアの実父である、ロッド・レイス卿が所有する礼拝堂の地下空洞で目を覚ます。ロッドとヒストリアがエレンに触れた瞬間、何者かの過去の記憶が蘇る。それは父グリシャが巨人化してレイス家を襲撃し、幼いエレンに巨人化薬を注射して巨人化させ、自らをエレンに喰わせた記憶だった。ヒストリアはグリシャが姉フリーダを捕食したことを知るとエレンへの憎悪を顕にする。フリーダはレイス王家に代々伝わる、他人の記憶や、巨人を操ることができる巨人化能力者であった。レイス王家は、巨人化薬を摂取し、先代の能力者を喰らうことで能力を次代に引き継いでいたが、その力はフリーダを捕食したグリシャを経てエレンに引き継がれていた。ロッドはヒストリアを巨人化させ、エレンを喰わせて王家の力を取り戻そうと説得するが、ヒストリアはそれを拒否し、自分を意のままに扱おうとする父を拒絶する。
時を同じくして、部下に命じてエレンの監禁場所を探らせていたハンジと新リヴァイ班は地下空洞に突入する。一同は警備にあたっていた対人制圧部隊を突破し、エレンとヒストリアを開放する。錯乱したロッドはヒストリアに注射するはずだった巨人化薬を舐め、超大型巨人に匹敵する巨体へ変化する。父親の所業に打ちのめされていたエレンだったが、崩壊する地下空洞から仲間を守るため、ロッドが所持していた「ヨロイ」の薬を飲みこむ。鎧の巨人と同じ硬質化能力を発現したエレンは岩盤を食い止め、一同は地上へ脱出する。
オルブド区防衛戦(17巻)
巨人化したロッドは最寄りの人口密集地であるオルブド区を目指していた。先回りした新リヴァイ班とエルヴィンは巨人化したエレンを中核とした迎撃作戦を実行する。ヒストリアは民衆の目の前で自らロッドを討ち、真の王であることを宣言する。
一方、配下を失い、自らも重傷を負いながら逃走していたケニーは自らの過去を振り返っていた。彼はフリーダの先代の能力者の友人であり、その死後に王家の力を奪取して王政転覆を考えていたが、能力はレイス家の者にしか扱えないことを知って夢破れたのであった。捜索に来たリヴァイと再会したケニーは、自分がリヴァイの叔父であることを告白し、ロッドからくすねていた巨人化薬を強引に託して息を引き取る。
新体制〜決戦前夜(17巻-18巻)
ヒストリアが女王に即位してから二ヶ月後。孤児や困窮者の救済牧場を開いたヒストリアは民衆から「牛飼いの女神様」と慕われるようになる。一方、新体制派は中央第一憲兵によって隠匿・独占されていた革新的技術を開放し、壁内の生産業を活発化させる。さらにエレンの硬質化によって新たな対巨人兵器も開発され、ウォール・マリア奪還が現実的なものとなってきていた。そんな中、エレンはグリシャの記憶にあった「調査兵団の男」が、訓練兵団教官のキースであることに気付く。キースの証言から、グリシャは壁外から来た人間である可能性が濃厚となり、エルヴィンはイェーガー家の地下室の謎に大きな期待を寄せる。
エルヴィンはウォール・マリア奪還作戦を完遂するべく、シガンシナ区へ進撃を開始する。その頃、シガンシナ区では「獣の巨人」の正体であるジーク戦士長が、ライナーとベルトルトを従えて待ちかまえていた。
ウォール・マリア最終奪還作戦(18巻-21巻)
調査兵団はさしたる障害もなくシガンシナ区に到着し、エレンの硬質化能力によって破られた扉の封鎖に成功する。壁内に潜んでいたライナーが「鎧の巨人」と化すと同時に、シガンシナ区郊外(ウォール・マリア内側)に「獣の巨人」率いる多数の巨人が出現。挟撃された調査兵団は、内門側で「獣の巨人」を防ぐリヴァイ、エルヴィンの隊と、シガンシナ区内で「鎧の巨人」を倒すハンジ班と104期生に分かれて戦闘を開始する。
新兵器を駆使するハンジ班はエレンと連携して「鎧の巨人」を追い込むが、「獣の巨人」がシガンシナ区内へ投擲した樽の中から現れたベルトルトが「超大型巨人」と化した際に発生した爆風に巻き起こまれてしまう。一方、内門側では「獣の巨人」が投げつける無数の投石によって、前衛の熟練兵が次々に戦死する。生きて世界の真実を知る悲願を諦めきれないエルヴィンだったが、残った新兵達と共に自らも囮となる策にでる。彼らのほぼ全員が戦死するなか、その隙に肉薄したリヴァイは「獣の巨人」の体内からジークを引きずり出す。シガンシナ区内ではエレンら104期生と、爆風を唯一生きのびたハンジが捨て身の攻撃を仕掛け、サシャとアルミンが重傷を負うものの、遂にライナーとベルトルトを捕える。ハンジはライナーが持っていたクリスタ=ヒストリア宛のユミルの手紙を回収する。
ジークは「四足歩行の巨人」に自らとライナーを救出させるが、リヴァイに猛追され、ベルトルトの回収は断念する。去り際にジークと対峙したエレンは、彼に父の面影を見出す。エレンは全身に大火傷を負ったアルミンに巨人化薬を投与して蘇生させようとするが、奇跡的に生還した新兵のフロックが瀕死のエルヴィンを担いで戻ってくる。リヴァイはエルヴィンをこの世という地獄から解放することを選び、その最期を看取る。薬を投与され巨人化したアルミンはベルトルトを捕食して復活し、サシャも一命を取り留める。調査兵団はイェーガー家の地下室からグリシャが遺した三冊の手記と「写真」を回収して帰還するが、生き残った団員は新団長となったハンジ以下、僅か9名のみとなっていた。
世界の真相(21-22巻)
生還者への勲章授与式を初めとする、ウォール・マリア奪還後の事後処理の間に、グリシャの手記とユミルの手紙の内容が語られる。
かつて「9つの巨人」の力で東の大陸を支配していたエルディア帝国は没落し、時のエルディアの王は「9つの巨人」を束ねる「始祖の巨人(=レイス家の巨人)」の力を持ってパラディ島に逃れ、壁を築き、自らに従った領民の記憶を消して仮初めの平和を築いた。エルディアの後釜になったマーレ国は、パラディ島の豊富な天然資源を欲し、大陸に残されたエルディア人を弾圧して管理下に置き、侵攻の尖兵に仕立て上げようとしていた。反マーレ活動を率いていたグリシャは自分の第一子であるジークをスパイとして育てるが、ジークは父の行いを治安維持局に密告。グリシャ達は意志なき人食い巨人(無垢の巨人)にされてパラディ島に追放される。
だが、グリシャは当局内部の情報提供者だったエレン・クルーガーに助けられる。「9つの巨人」の1つ「進撃の巨人(=エレン・イェーガーの巨人)」の力をその身に宿すクルーガーは、「始祖の巨人」の力を手中に収め、パラディ島の無垢の巨人や、マーレに残された7つの巨人を束ねるしか、エルディア人が生き残るすべはないと語る。グリシャは巨人化による死期が迫っていたクルーガーを捕食し、新たな「進撃の巨人」となってウォール・マリアに潜入していた。
世界の真相を知り、マーレを含む世界各国こそが本当の敵だと知った王政は国民に真実を伝えるか苦悩するが、前王と同じ過ちを犯したくないとヒストリアの決断で国民に公表する。
一方、ユミルの手紙には彼女の過去が記されていた。大陸の物乞いだったユミルはエルディアの始祖ユミルの再来として革命派の傀儡に祭り上げられた挙句、マーレ当局に捕えられパラディ島に追放された。無垢の巨人として島を彷徨ったユミルは、ウォール・マリアへ向かっていたライナー達の友人マルセルを捕食し、巨人の力を奪うと共に知性を取り戻したのだと。そして自身も「ユミルの呪い」により余命僅かとなり、誰かに継承する前にせめてヒストリアに一筆送りたいと手紙を書いた事が記されており、読んだヒストリアはユミルの胸中を悟り涙した。
対巨人駆逐機が稼動してから約一年が経過した851年、ウォール・マリア内の巨人の淘汰を判断した王政は6年ぶりに調査兵団の壁外調査を再開、ついにパラディ島沿岸部へ到達する。初めての海に驚く調査兵団だったが、ただ一人エレンだけは水平線を指差し、この広大な海の向こうの世界を倒せば自由になれるのかと苦悩する。

舞台設定[編集]

産業革命の前後に似た世界観など、ダーク・ファンタジー的な要素が見られるが、魔法超能力などのファンタジー的要素はほとんどなく、組織化された軍と戦術、利用できる科学技術に合わせた装備などの軍事設定[注 1]が盛り込まれ、基本的には架空戦記のようなハードな展開がメインとなっている。また、単行本のおまけページで断片的に公開される設定以外には謎が多く、「文明の破局を経た退行後の世界」か、「完全な架空の世界」であるのかも明確にされていない。

本作品単行本の表紙カバーを外すと、巨人から逃げて海を越え、もう1つの土地の壁の中に移住する人々を描いた中世の古文書風の絵が見られる。絵に書き込まれた文字は一見解読不能であるが、逆さにすると、カタカナで記された日本語になっている。これらは物語の核心に触れる内容となっているが、これについて諫山は「この世界における教科書の1ページ目で、誰でも共通で持っている知識とかそういうものを込めている」と述べている[8]。以下に概要を示す。

  • 巨人の襲撃により、人類は海を越えた新大陸への移住を余儀なくされる。この際、人類はほとんどが死滅するが、滅亡した直接の要因は巨人によるものではなく、人間同士によるものであった。また、航海の途中で人口はさらに半数が失われた。
  • 新大陸には「モトモト キョウダイナ カベガ ヨウイサレタ」(原文ママ)。さらに、新大陸を聖地として崇拝の対象とする。この壁の中こそが人類の理想郷であり、ここに永遠平和の世界を築くことを主張する。

概略年表[編集]

年号は作品世界独自のものを用いている。

1年以前 – 743年
  • ユミル・フリッツが大地の悪魔と契約し、巨人の力を手に入れる。
  • ユミルの死後、魂を「九つの巨人」として分け、エルディア帝国を建国する。
  • エルディア帝国がマーレを滅ぼし、大陸を支配する。
  • 大陸の支配後、約1700年にわたり「ユミルの民」と呼ばれるエルディア人を産み増やす。
  • 被支配国のマーレが内部工作でエルディアに内戦を起こさせ、弱体化させる。
  • エルディアの内戦で「九つの巨人」のうち、「七つの巨人」の力を奪い、マーレ政府が管理することになる。
  • 145代目の王が「始祖の巨人」を継承し、「巨人大戦」が始まる。
743年
  • 「始祖の巨人」の力を継承した145代目の王が「巨人大戦」での戦いを拒否し、生き残ったエルディア人とともにパラディ島へ避難する。
  • パラディ島で三重の壁(ウォール・マリア、ローゼ、シーナ)を築く。
  • 壁内にいたエルディア人の記憶を改竄し、壁外の人類は滅亡したと思い込ませる。
  • 145代目の王がレイス家の「初代王」となり、壁内の世界を統治し始める。
770 – 780年代頃
  • 巨人信奉者によりシガンシナ区の門が開放される。侵入した巨人によってシガンシナ区は甚大な被害を被る。
  • キュクロ誕生。
  • ホルヘとアンヘルによって巨人が殺せる存在であることが立証される。
780 – 790年代頃
  • 立体機動装置訓練が正式に兵団の教科として採用される。
  • キュクロが史上初めて立体機動装置を用い巨人を討伐する。
784年
  • ある日、一人の坑夫が壁の地下を掘り、ウォール・シーナへ入ろうと試みるが、地下の壁に阻まれ失敗に終わる[注 2]
  • 友人に壁のことを打ち明けた直後、坑夫が行方不明になる。友人が坑夫の行為を駐屯兵団に話したところ、駐屯兵団と憲兵団による捜索が行われる。その後友人も行方不明になる。
790年頃?
  • (本人の記憶によると)この頃からユミルは無知性巨人と化したまま放浪状態となる。
810 – 820年代頃
  • 王政(レイス家)と対立したアッカーマン一族と東洋人一族が政府から追放され、弾圧を受ける。
    • 家族を失いながらも単身抵抗を続けていたケニー・アッカーマンは多数の憲兵を殺害し「切り裂きケニー」として巷で恐れられたが、のちウーリ・レイスと出会い中央第一憲兵として再度仕える。
    • リヴァイ・アッカーマン誕生。
    • リヴァイの母親のクシェルがほどなく病死。伯父にあたるケニー・アッカーマンがしばらくの間リヴァイの面倒を見ていた。
    • ケニーの分家筋も迫害を受け、山間部へ移住。のちミカサの父となるアッカーマンは東洋人の女性と結ばれる。
  • (815年頃)グリシャ・イェーガーの妹、フェイが何者かに殺害される。犯人は特定されず。
    • 真相はマーレ治安当局のグロスが息子達とともに犬に襲わせて殺害したことが判明する。この一件でグリシャはマーレを深く憎悪することになる。
  • (817年頃)エレン・クルーガーが「進撃の巨人」を継承する。
  • グリシャが18歳の頃、勧誘を受けて「エルディア復権派」に加わる。
822年頃
  • ダイナ・フリッツが「エルディア復権派」の前に姿を現す。
823年頃
  • グリシャとダイナが結婚。ジーク誕生。
827年前後
  • フリーダ・レイス誕生。
830年頃
  • ジークの密告により「エルディア復権派」がマーレ治安当局に拘束される。
  • 調査兵団員であったキース・シャーディスが壁外調査の帰路でグリシャ・イェーガーと出会う。
835年以前
  • シガンシナ区で謎の流行病が発生。グリシャが抗体を提供したことで多くの住民が救われる。
  • キースが調査兵団第12代団長に就任。
  • グリシャとカルラが結婚。
  • エルヴィン・スミスの父親が死亡。中央第一憲兵による謀殺であったが、表向きは事故死とされた。
835年
  • エレン、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、ヒストリア誕生。
842年
  • フリーダ・レイスが叔父のウーリから巨人の力を継承する。
844年
  • 強盗の襲撃によりミカサの両親が死亡。以降イェーガー家に引き取られる。
845年
  • キースが調査兵団団長の座をエルヴィンに譲る。
  • ウォール・マリア南端の突出区画シガンシナ区に「超大型巨人」出現、門を破壊される。多数の巨人が侵攻し、「鎧の巨人」によってウォール・マリア内への門を破壊され、地域住民はウォール・ローゼへ退避。
    • 巨人侵攻の被害でエレンの母カルラが死亡。のち父グリシャも行方不明となり、エレン、ミカサ、アルミンは開拓地へ避難する。
    • この直後にグリシャはエレンに巨人化薬を投与し、グリシャは自身をエレンに食い殺させることで巨人化能力とレイス一族相伝の巨人が持つ能力を継承させた。エレンは巨人化が解けたのち元の場へ戻されたが、注射の後遺症による記憶障害のためその事実を忘れている。
  • ロッド・レイスの領内で「盗賊の襲撃による火災」が発生。惨劇の舞台となった礼拝堂でロッドの妻と5人の子供が死亡する。
    • 実際には、巨人化したグリシャが礼拝堂の地下洞窟で祈りを捧げていたレイス一家を襲撃し、ロッドの妻子を殺害したのだが、事件の被害者であるロッドにより事実が隠蔽された。
    • 巨人化したグリシャに対抗すべく、レイス家の長女フリーダが巨人化して立ち向かうが、その力も及ばずグリシャに食い殺されてしまい、フリーダが継承した能力はグリシャに取り込まれる。
    • その後、ロッド・レイスはレイス領内の牧場で暮らしていたヒストリア・レイスのもとに現れ、自身が父親であると告げる。その直後にケニー・アッカーマン率いる中央第一憲兵団が現れ、ヒストリアの母親アルマが抹殺される。ケニーの追究に対しロッドはヒストリアに「クリスタ・レンズ」の偽名を与え、親娘関係を解消した上で放逐。クリスタは開拓地へ移住することとなった。
846年
  • 領土奪還を賭けた総攻撃が敢行されるが失敗。ウォール・ローゼから外側、シガンシナ区は放棄され、人類は領土の1/3と人口の2割(約25万人)を失った。
    • 作戦には失業者や難民化したウォール・マリア住民らが駆り出されるも、ほとんどが戦死。生存者はわずか百数十名のみであった(この作戦でアルミンの祖父も死亡した)。
    • 表向きでは「奪還作戦」としているが、実態としては大量の失業者や難民を意図的に減らす「口減らし」や「棄民」の意味合いもあった。
847年
  • 第104期訓練兵団編成。エレン、ミカサ、アルミン、クリスタ(ヒストリア)が開拓地を出てウォール・ローゼ南方面の隊に入団する。
  • ケニー・アッカーマンによって対人制圧部隊が結成される。
848年
  • 調査兵団による第34回壁外調査が実施。
    • イルゼ・ラングナー調査兵が人語を話す巨人と遭遇したが、帰還叶わず死亡。
849年
  • イルゼ・ラングナーの遺した巨人メモが調査兵団のリヴァイ兵長によって回収される。
850年
  • 第104期訓練兵団が全訓練課程を修了し、解散。
  • ウォール・ローゼ南端の突出区画トロスト区に「超大型巨人」が再度出現し、扉が破壊される。侵入した巨人からの防衛作戦を駐屯兵団と正式配属を待つばかりだった第104期訓練兵団卒業生達の合同で行われ、大岩を使った門の封鎖に成功。人類の巨人に対する初めての勝利。
    • 人類側劣勢の中、エレン巨人体が出現。巨人にほぼ制圧されたトロスト区を、エレン巨人体を中心として奪還する作戦が現場で新たに立案され、「超大型巨人」によって開けられた巨人の侵入経路を封鎖。続いて急報を受け駆けつけた調査兵団が加勢し、多大な犠牲[注 3]を出しつつも、トロスト区に侵入した巨人の掃討に成功。4m級、7m級の巨人2体を捕獲する。
    • 戦いの最中、ライナーとベルトルトが巨人化に関する密談を同期のマルコ・ボットに聞かれてしまい、自分達の正体に感づかれる。口封じのためにマルコを拘束し、駆け付けたアニにマルコの立体機動装置を奪わせて放置する。そのままマルコは巨人に捕食され戦死する。
  • ダリス・ザックレー総統を議長とした特別兵法会議が開かれ、エレンの存在の是非と処遇について審議が行われた。その結果、調査兵団がエレンの身柄を預かることが決定。
    • その後、エレンは正式に調査兵団に入団。それに伴いリヴァイ兵長の指揮の元、エレンの監視を名目とした保護と巨人化能力の解析と実験を目的とした特別作戦班「リヴァイ班」が結成される。
    • 捕獲した4m級、7m級の巨人が何者かに殺害される。調査が行われるが、犯人は特定されず。
  • 第104期訓練兵団卒業生の内、21名が調査兵団に入団。
    • ミカサら上位7名とアルミン、ユミルは調査兵団に、アニは憲兵団に入団する。
  • 調査兵団による第57回壁外調査が行われるも、多大な被害を受け一日も経たないうちに帰投を余儀なくされる。この結果を受けてエレンの憲兵団引き渡しが決定した。
    • 壁外調査中、エルヴィン揮下の一部の調査兵団員は「女型の巨人」捕獲作戦を実行するも失敗に終わる。
    • 撤退する際、リヴァイ兵長不在のリヴァイ班が「女型の巨人」に急襲され壊滅し、エレンも巨人化して応戦するも敗北し攫われる。リヴァイとミカサによって救出されるも、ミカサの不手際でリヴァイが脚を負傷する。
  • ストヘス区で調査兵団が秘密裏に「女型の巨人」の捕獲作戦が実施され、多数の被害を生じたが「女型の巨人」の捕獲に成功。エレンの憲兵団引き渡しは凍結される。
    • 調査と交戦の結果、調査兵団は「女型の巨人」の正体をウォール・シーナのストヘス区憲兵団に所属するアニ・レオンハートと断定、市街地での捕獲作戦で市民にも多数の犠牲が生じたがアニの身柄拘束には成功。しかし、アニは謎の水晶体に包まれ情報を聞き出せなくなる。
    • 戦いの最中に「女型の巨人」が破壊したウォール・シーナの壁の中から巨人を発見。「ウォール教」のニック司祭の指示ですぐに巨人を隠す処置が行われる。これにより、壁が巨人で造られていることが判明する。
  • ウォール・ローゼ内に「獣の巨人」率いる巨人の一群が出現、一部の調査兵団とウトガルド城跡にて交戦。「獣の巨人」を取り逃がすも討伐。
    • これによりミケら精鋭調査兵数名が戦死し、大勢の民間人が地下街などに一時避難を余儀なくされる。
    • 調査兵団所属のユミルが巨人化能力者であることが判明。ウトガルド城跡で群がる巨人達相手に孤軍奮闘し重傷を負うが、合流してきたハンジ率いる即席班の活躍により救出される。
    • コニーの故郷・ラガコ村が滅ぼされるが、破壊されたコニーの生家にいた動けない巨人と不自然な村の状況に謎が残る。
    • 調査の結果、ウォール・ローゼに破壊された穴は発見できず。後にさらなる調査で巨人たちの正体がラガコ村の村人たちである疑惑が浮上する。
  • ウォール・ローゼ上に「超大型巨人」「鎧の巨人」が出現。調査兵団は交戦するが敗北し、エレンとユミルが攫われる。
    • 調査兵団所属のライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーが、ウォール・ローゼに到達後それぞれ「鎧の巨人」「超大型巨人」の正体であることが判明。エレンは巨人化して「鎧の巨人」と交戦するも敗北し、ハンジら調査兵団にも多数の死傷者を出す。
    • 交戦から5時間後にエルヴィン団長率いる調査兵団と憲兵団がウォール・ローゼに到着。ハンジの推測により巨大樹の森を目指し、エレン達の奪還を目標に追跡を開始する。
  • 日没前に巨大樹の森でライナー達を発見し、逃走する彼らと交戦する。途中でエレンを奪還するが、彼らの激しい抵抗と群がってきた巨人達により壊滅寸前にまで追い詰められる。しかし、巨人達が突如ライナー達に襲いかかり、その隙に撤退することに成功する。
    • 代償にミカサは負傷しエルヴィンは右腕を失い、ハンネス以下多数の兵士が戦死する。ユミルはライナー達と同行し、彼らはウォール・マリアのシガンシナ区に到着する。
    • 戦いの最中にエレンとミカサの前にカルラを捕食した巨人が出現。エレンがその巨人を殴った瞬間、「座標」の力に目覚め、周りの巨人達がカルラを捕食した巨人に一斉に襲い掛かり、エレンに迫ってきたライナー達にも襲い掛かる。
  • 調査兵団に保護されていた「ウォール教」のニック司祭が何者かに殺害される。
    • 犯人は中央第一憲兵団のジェル・サネス達で、エレンとヒストリアの情報を聞き出すために探し出して拷問の末に殺害。それを強盗の仕業と隠蔽を図る。
    • リヴァイ班の再編成が行われ、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャ、ヒストリアが班に加わる。
  • 破綻寸前のトロスト区の経済と住人たちの生活を支えていたリーブス商会会長・ディモ・リーブスとその部下が何者かにより惨殺される。当初、首謀者は調査兵団とされる。
    • 実際には中央第一憲兵団の依頼でエレン・ヒストリアの拉致を実行したリーブス会長がリヴァイ兵長との交渉に応じ寝返ったため、中央第一憲兵団を率いるケニーに殺害されエレンとヒストリアが拉致された。その事実は王政の圧力を受けた報道機関により改竄される。
    • 王命により調査兵団の解体とエルヴィン団長の逮捕、殺害容疑のかかった団員の逮捕(または殺害)が中央第一憲兵団主導で行われる。リヴァイ兵長およびハンジ分隊長は逃亡・潜伏する。
  • 駐屯兵団のドット・ピクシス司令およびザックレー総統主導によるクーデターが発生。フリッツ王が偽の王である事実や中央第一憲兵団が関与した様々な事件が明らかにされ、王とその側近および中央第一憲兵団が身柄を拘束される。これによりフリッツ朝は完全に崩壊。
    • 民間人殺害の嫌疑で絞首刑が予定されていたエルヴィン調査兵団長は「無実」とされ解放される。
    • リヴァイとハンジ率いる調査兵団が中央第一憲兵団の拠点を制圧しレイス家の礼拝堂地下洞窟に突入。対人制圧部隊の迎撃を突破しエレンとヒストリアを救出する。この際、エレンはレイス家所蔵の巨人化薬を服用したことで身体硬質化能力を獲得する。
    • ロッド・レイスが巨人化し、オルブド区に侵攻。調査兵団と駐屯兵団による討伐作戦の末、ヒストリアによって討たれる。
    • 致命傷を負いながら地下洞窟から脱出したケニーをリヴァイが発見。ケニーは巨人化薬をリヴァイに託すとそのまま息を引き取る。
  • ヒストリア・レイスが女王に即位。兵団主導による新体制が敷かれ、旧体制派は徹底的に粛清される。
    • ヒストリアは貧窮者救済と孤児救済のために孤児院を開き、壁内の孤児達を集めて面倒を見る。その功績に人々から「牛飼いの女神様」と呼ばれるようになる。
    • 地下洞窟で発見した発光石を兵団や住民に還元。これにより工業の生産性の向上と、兵団の活動範囲の拡大化が図られる。
    • 中央第一憲兵団が抹消していた先進的技術を兵団の兵器改良に応用。新兵器「雷槍」が完成する。
    • エレンの硬質化能力によって兵士の労力以外消耗せず、尚且つ危険に晒されずに済む対巨人兵器が製造される。
    • 調査兵団の募兵によってマルロ、フロックら新兵達が調査兵団に入団する。
  • 調査兵団によるウォール・マリア最終奪還作戦が開始される。シガンシナ区に到着した調査兵団はジーク、ライナー、ベルトルト率いる巨人たちと交戦し、多大な犠牲を払うもウォール・マリア奪還を果たす。
    • この戦いでエルヴィン団長を筆頭に199名の兵士が戦死し、生き残ったリヴァイ、ハンジ率いる調査兵団9名が帰還する。
    • ジーク、ライナー、四足歩行の巨人はどこかに撤退する。ベルトルトは巨人化したアルミンに捕食され死亡。ベルトルトの巨人の力はアルミンに受け継がれる。
    • エレンの生家にある地下室で、グリシャが遺した3冊の手記と壁内では存在しない「写真」を発見。これにより壁外にまだ人類が存在することが判明する。
  • ヒストリアは調査兵団が持ち帰った真実を公表することを決断する。
    • この公表により、真実を受け入れる者、信じずに笑い飛ばす者、陰謀論を唱える者など、様々な反応を示し混乱が起きる。
851年
  • ウォール・マリア内の巨人の掃討完了を兵団が発表。街道の舗装事業、シガンシナ区の入植がはじまる。
  • 6年ぶりのウォール・マリア外の壁外調査が行われ、調査兵団は海に到達する。
    • 壁外調査で巨人は一体しか確認されず、パラディ島の巨人達はウォール・マリア内でほとんど掃討されたことが確認される。

読むと料理をしたくなる♪『きのう何食べた?』

クールな弁護士シロさんと、ほのぼの美容師ケンジのゲイカップルが主人公。
同棲している2人の日常を描く作品だが、がっつり男性同士の恋愛を描いているわけではなく、メインはシロさんがつくる日々の料理。
おそらく作者がかなり上手で、料理が本当に好きなのだろう。
登場するレシピはどれも美味しそうで、見ているとお腹がすいてくる。
BLの要素もあるが、濡れ場などがあるわけでもなく、大人同士の恋愛をサラッと描いているので、女性でも男性でも読みやすい。
幸せそうにご飯を食べる2人に、思わずこちらも癒される。
レシピ本としても最適な漫画だ。

 

wikiより参照

きのう何食べた?

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きのう何食べた?』(きのうなにたべた?)は、よしながふみによる日本料理漫画作品。『モーニング』(講談社)2007年12号から月に1度のペースで連載中。

概要[編集]

几帳面な弁護士・筧史朗と、人当たりの良い美容師・矢吹賢二の2人が2LDKのアパートで暮らす毎日を、食生活メインに展開する物語。主人公2人はゲイのカップルであり、メインの食生活以外にも、ゲイが抱える諸事情や、筧家を舞台にしてゲイの息子とその両親がどう向き合うかも描かれている。基本的に毎回一話読み切り。登場人物たちは実際の年月の進みに合わせて年をとっていく。キャッチフレーズは「2LDK[1]男2人暮らし 食費、月3万円也。-ちょっと増えました-[2]」。話数のカウントは「#●」。

ストーリー内に於いて毎回かなりのページを史朗の調理のシーンに費やしており、それが話の本筋と密接に関わっているのが特徴。料理のシーンもほとんどレシピ本同然の詳細な描写があり、食材や調味料の代用は何がいいかなどのアドバイスなども折り込まれている。単行本には作品内に登場した料理のレシピも掲載されている。

2009年版「このマンガがすごい!」オトコ編6位。

2014年5月16日あさイチで紹介された。

マツコの知らない世界」(2017年1月24日放送分)の「マンガ飯の世界」で「レシピ本として使えるおすすめマンガ第1位」として紹介された。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

筧 史朗(かけい しろう)
50歳(#71時点、連載開始時では43歳)、弁護士。ゲイ(「どっちかといえばネコ」)。40歳の時、新宿二丁目の店で知り合った賢二と、賢二が勤める美容院で客として再会し、何度かデートらしき物を重ねるうちに恋人同士になり同棲中。だが、ゲイであることをカミングアウトしていないため、同僚には「彼女がいる」と思われている。仕事にはやりがいを求めず、帰宅後や休日に自宅で品数多くバランスの良い食事を作ることを楽しみにしている。若い頃は料理はしていなかったが、30代に入ってから太った体を鏡で見てショックを受け、その直後に付き合った男性の作った料理を食べることで痩せたのをきっかけに自分も料理を始めた。大抵の料理はうまく作るが、思い切りがない性格ゆえ天麩羅(かき揚げ)が上手く作れないという一面も。
太らない努力[3]をしているため、年齢に似合わず若々しく一般的にはイケメンと評される外見。しかし、ゲイの世界ではモテるタイプではない。女性アイドルが好きだったりお弁当の見た目に無頓着だったりと、自分の趣向がゲイらしくないことに若干コンプレックスを抱いているが、逆に人前でゲイらしさが出ることを恐れてもおり、中途半端になってしまっていることにもまた悩んでいる。#71で老眼を自覚したり、賢二から「味覚がおじいちゃん」と言われるなど、加齢に伴い変化が生じている。
几帳面な性格で、毎日家計簿をつけて浮いた予算は貯金する倹約家(悪く言えばケチ)。近隣のスーパーの底値を把握しており、例えば「必ず牛肉でなければ」というメニュー以外は牛肉を使わないなど、家計をやりくりしている。
弁護士としては一般民事が主で、企業の顧問弁護士も務めているが、刑事訴訟の経験はあまり無いため、裁判員裁判が苦手。職場には定時で退社することを公言しているが、周囲から舞い込む相談には断りきれず、要領が悪いところがある。
ゲイであることが家族にばれたのは高校生の時。母親はショックのあまり新興宗教に走ってしまった。今でも家族仲が悪いわけではなく、お互いを思いやってはいるのだが、史朗は普通の家庭を持つことが出来ないという罪悪感から両親とは距離を置きたがり、実家は史朗宅から電車で30分程度の場所なのだが滅多に帰らない。だが、賢二に諌められて正月に帰省するようになり、ある年は賢二も一緒に実家に連れて行ったこともあったのだが(#50)、その後の両親の応対をきっかけに年末年始は帰省しないと実家に宣言した。
だがそれ以降は月に一度母親の誘いを断りきれずに嫌々帰省していたのが月に2~3回は自ら帰省するようになり、親子3人で旅行に行くなど親子関係自体はむしろ改善されている。
スイカが大好物で、それをきっかけに料理友達となる主婦・佳代子と知り合った。
矢吹 賢二(やぶき けんじ)
48歳(#71時点、連載開始時では41歳)。ゲイ(「どっちかって言うとタチ」)。史朗の恋人で、史朗のことを「シロさん」と呼ぶ。焼きもちやきで、史朗が女性の悪口を言っていると内心喜んでいる。ピンク色が好きだったり、細やかな気遣いができたりと、ゲイらしい趣向の持ち主。
美容師の仕事をしており、自宅で史朗の髪を切ることもある。自身は頭頂部が薄くなり始めたのをごまかすためにパーマをかけているとのこと。自宅から徒歩1分の所にある、美容学校時代の同級生である三宅の店に勤めており、店長である三宅からは年齢的に独立を促されることもあるが、経営には向いていないという理由で賢二にはその気は無い。また、美容師としての実力は人並みだが、明るい性格で非常に人当たりが良く、どんな客でも器用にさばけるため、面倒な客の対応に当たる爆弾処理班の役を担っており、賢二が居なくなると店としても困るという側面もある。
ゲイであることは周囲にカミングアウトしており、史朗とは違いゲイとして見られることに抵抗がない。史朗のことも「一緒に暮らす人、彼氏」として周囲に話している。
美容師になりたての頃は、それだけでは生活ができなかったため、水商売ホストクラブ)で黒服のアルバイトをしていたことがあり、その時は周囲の人間からは名字が有名漫画の主人公と同じだったため「ジョー」というあだ名で呼ばれていた。
実家は埼玉にあるが家庭環境はあまり良くなく、史朗と交際を始めてから父親の遺骨引き取り及び葬儀以外では一度も実家に帰っていないため、史朗は賢二の実家が岐阜長野あたりにあると長い間勘違いしていた。賢二はそうした家庭環境を重く思っている様子はないが、史朗が家族に対する愚痴を言った時に「シロさんは贅沢だよね」と珍しく静かに怒りを表したことがある(#17)。賢二がゲイであることは母も二人の姉も知っており、さすがに母はその事実を知った時は怒ったようだが、その後は落ち着き、姉たちも普通に賢二を可愛がっているようで、史朗と同じく家族仲は改善されている。
好き嫌いがあまりないようで、史朗が作った食事をどんなメニューでもいつも喜んで食べている。特に茄子が好物。料理は上手くなく手際も悪いが、「ためしてガッテン」で覚えた玉子焼きは得意。だが、その後徐々に料理の腕を上げている。インスタントラーメンはみそ派
妻子ある男性と不倫をしたことがあるなど、過去に様々な恋愛経験をしたことがある。理想の男性はシティーハンターの主人公、冴羽獠で、史朗のことを「三次元の冴羽獠」と評している。ちなみに携帯の着メロもアニメ、シティーハンターのエンディングテーマ曲「Get Wild」。
元々痩せやすい体質のため、ストイックに己の肉体を管理する史朗と違い、これまで運動などは特にしてこなかったが、年齢相応に贅肉が付いてきたことを気にして#78で史朗と同じジムに入会して水泳(ただし賢二はいわゆる「カナヅチ」のため、実際は水泳でなく水中歩行)をするようになった。また、薄くなってきた頭頂部を目立たなくするために、やや伸ばし気味でゆるくパーマをかけていた髪を短髪にし、色も黒髪から金髪に変えた。
#89で母親から出張カットの話を聞き、賢二も美容院までなかなか来られなくなってしまった年配の顧客のために、自宅まで訪ねて出張カットをすることを思いつく。その後、他の顧客からも出張カットの要望がぽつぽつあることや、(主に、店長である三宅の浮気問題から)美容院の先行きの心配もあり、本格的に出張カットの仕事をすることを考え始めている。

筧 史朗の関係者[編集]

筧家[編集]

筧 久栄(かけい ひさえ)
史朗の母。史朗のことを「史朗さん」と呼んでいる。少し極端な性格で、史朗がゲイであることを知った時はショックのあまり新興宗教に走ってしまう。その後、史朗と夫・悟朗の尽力で脱会したものの、そのことが原因で実の妹、美沙江(史朗の叔母。名前は#75で判明)と絶縁するハメになった。史朗には「同性愛は恥ずかしいことではない」と言い、職場でのカミングアウトまで勧めているものの、その表情は明らかに無理をしており、根底ではゲイである史朗を受け入れられていない。実際の理解も乏しく、性同一性障害と混同するなどゲイ/同性愛そのものに対して誤った認識を持っている。
一方で史朗がパートナー(賢二)に捨てられないか心配するという面も徐々に見せるようになってはいるが、史朗が賢二を実家に連れてきた後、倒れて寝込んでしまう。
連載が開始された当初は常に和服を着ていたが、それはあくまでも着付け教室に通っていた頃からのマイブームということで、現在は夫・悟朗の看病をきっかけに洋服を着るようになっている。#55では友人の遺産整理を史朗に依頼した。
#72では区民健診で肺がんを疑われ、詳しく検査したところ「ほぼ肺がんで間違いない」と診断され、#75で手術を受け、ステージIの初期癌だったこともあり、無事に成功する。
筧 悟朗(かけい ごろう)
史朗の父。物静かで史朗のことは温かく見守っているが、やはりゲイを理解できているわけではない。息子の結婚を望めない代わりに、妻と二人で近所の子供を自分の孫のように可愛がるなど、折り合いをつけ始めてはいる。
#15でステージIIIの食道癌が見つかり、手術を受ける(病名は#16で明らかに)。デジタル機器の使い方を史朗によく訊いてくる。
掃除や洗い物は自分でなんとかなるが、料理は一切出来ず、また銀行のATMも使えない。

上町法律事務所[編集]

銀座にある史朗の勤務先[4]

大先生(おおせんせい)
本名は美江(よしえ)。名字不明。史朗の職場である「上町法律事務所」の女性所長。(和臣)も弁護士だったが早くに亡くし、それからは息子・修を女手ひとつで育ててきた。修の嫁の春菜とあまり仲がよくないため、同居はせず一人暮らしをしている。
修先生(おさむせんせい)
大先生の息子で史朗の同僚。「若先生(わかせんせい)」とも呼ばれている。既婚で専業主婦の(春菜)と2人の子供がいる。
小山 志乃(こやま しの)
26歳(#73時点)。史朗の職場事務員。実家は「小山軒」という老舗の洋食屋。かつては多額の負債を抱えて倒産寸前だったが、上町法律事務所の尽力により回避。だが借金は残っているため返済の手助けをするために高校卒業後に就職した。初登場時は20歳前後だったが、言葉遣いもしっかりして落ち着いた雰囲気の外見なので年相応に見られず、高校生時代のあだ名も「ちーママ」だったらしい。老け顔が悩みのため年齢の割に若く見える史朗を嫌っている。携帯電話メールを打つのが非常に速かったり、食欲旺盛で油っこいものを好んだりと、今時の若者らしい一面もある。
職場の面々からは「志乃さん」と呼ばれていて長らく苗字が不明だったが、#73で判明。同話では父親の一番弟子である片岡との婚約を事務所の面々に報告した。平日は上町法律事務所で働き、週末の土日は実家のホールを手伝っており、結婚したら事務所の方は当然辞めてしまうのだろうと、有能な志乃のことを大先生が惜しむが、本人は結婚しても当分は事務所を辞めないつもりだと言い、大先生、修先生、そして史朗を安心させた。
その後、#83で片岡と結婚。豊洲のマンションで新婚生活を送っている。
長森 夕未(ながもり ゆみ)
上町法律事務所に来た司法修習生。感じの良い子で、史朗の姿勢に憧れを抱きかけるが、史朗がつい口を滑らせ、担当を変えてもらう羽目になる。実家は結構な大金持ち。#48で大企業の御曹司と結婚した。
外山まどか(とやま ‐)
#91で事務所に新しく入った事務員。見た目はしっかり物に見えるのだが、事務能力はさほど高くなく、それを細かく注意した志乃に「いじめられている」と大先生に訴え、短期間で辞めてしまった。
山田瑞希(やまだ みずき)
大先生の従妹の娘。36歳。既婚者で小学校二年生と幼稚園児の兄妹の二児の母(#96)。結婚前は秘書の仕事をしており、一人目出産の際は育児休暇後に職場復帰したのだが、二人目出産時に保育園の空きがなく退職することになってしまった。その後、夫が会社から残業代カットを言い渡されたため、急遽仕事を探すことになり、母親の伝手で上町法律事務所で事務員として働くことになった。
童顔でおっとりとしたタイプに見えるが仕事に関しては有能(ただしドジ)。また、史朗がゲイであることを、ちょっとした会話や雰囲気から見抜いているなど鋭い一面もある。

富永家[編集]

史朗の友人。なぜか賢二とは顔を合わせる機会がないままである。

富永 佳代子(とみなが かよこ)
史朗の料理友達。主婦。明るくさっぱりした性格で、主婦ならではの簡単料理のレパートリーが豊富。ニュータカラヤの店先でスイカを一玉買おうかどうか迷っていたところ、同じく迷っていた史朗と居合わせことがきっかけで知り合った。以降、史朗とはスーパーの特売品やもらい物を分け合う仲。史朗がゲイであることをあっさりと受け入れており、史朗の愚痴を聞いたり的確な一言を与えたりするよき相談相手。
富永
佳代子の夫。名前不明。すでに定年退職し、悠々自適の生活を送っている。毎週土曜日はテニスをやることを趣味にしている他、朗読のボランティアや街歩きの会、コーラスのサークルなど、多くのコミュニティに参加しており、非常に社交的で人寄せが大好きな性格。史朗のことはあっけらかんと「ゲイの人」と呼んでいる。本人に悪気はない。
渡辺 ミチル(わたなべ ‐)
富永夫妻の一人娘。30歳(#31時点)。実家近くのマンションで恋人の達也と8年に及ぶ同棲生活を送っていたが、お互い結婚の意思はなく、父親に心配されていた。後に達也と出来ちゃった婚をし、10月に長男悟朗を出産。悟朗の名前は史朗の名前からの連想で命名(史朗っていう名前はいいな→そのまま史朗だと筧さんがイヤかな→少し変えて悟朗。なお、この名前は史朗の父と同名だが、その点には史朗は特に反応していない)。性格は父親似で、史朗のことを父同様「ゲイの(人)」と呼んだり、#74ではもっと佳代子の所へ遊びに来て、息子の悟朗のことを孫のように可愛がってくれてもいい等、史朗の内心を突くようなことをズケズケと言うが本人にまったく悪気はない。
渡辺 達也(わたなべ たつや)
ミチルの夫。悪気なく失礼なことを言いがちであるミチルに優しくツッコミを入れ、周りへのフォローも忘れない貴重なパートナー。
渡辺 悟朗(わたなべ ごろう)
ミチルと達也の息子。1歳8ヶ月(#74時点)。共稼ぎのミチル夫婦に代わって、富永夫妻が悟朗の保育園の迎えや病院への付き添いなどするのはしょっちゅうで、ミチルも両親に甘えきっている。佳代子が作る料理が口に合うらしく、大人用の食べ物も平気で食べてしまうが、ミチルや祖父母はこれを特に止めず、そんな富永家の子育てを、史朗は内心「雑だ」と思っている。赤ちゃんの頃からかなりの人見知りで、時折富永家を訪れる史朗が相当に苦手らしく、両親や祖父母に抱きついて離れない。

依頼人[編集]

逸見 大悟(いつみ だいご)
史朗が顧問をしている企業に勤務している会社員。妻の美香から網膜剥離火傷を負うほどの壮絶なDVを受け、心配した同僚に連れてこられた。美香の不幸な生い立ちに同情して暴力に耐えていたが、息子に殴られる姿を見せていては駄目だと思い離婚を決意。大柄な男性でありながら小柄な妻からのDVを受けていたことについて、周囲から「男のくせにだらしない」という言葉を投げかけられたが、「だらしない」と一言も言わず離婚合意に尽力をした史朗に感謝の言葉を伝えた。
今田 聖子(いまだ せいこ)
精神状態を悪くして入院している間に夫に勝手に離婚されていた女性。結婚時の苗字は「仁科」。元夫に引き取られた一人息子の大樹(だいき)が忘れられずに玄関先まで押し掛け、史朗を交えて元夫とモメた結果、「月に一度、遊園地で家族で遊んでいる大樹を遠くから見守る」という約束に史朗も付き合わされることになった。それから毎月史朗が遊園地へ立ち会っていたが、三年後、ようやく「見守り」を終えることを史朗に告げた。
諸住 直次(もろずみ なおつぐ)
ホームレス同士のケンカの末に相手を死なせてしまい、裁判員裁判の被告になった老人。ある理由で判決を受け入れる。
井形(いがた)
三谷まみの女性マネージャー。小日向の部下で、小日向の紹介により離婚案件で史朗の依頼人になる。史朗の独り言(#57)や小日向と史朗との会話(#58)には名前だけは出てくるが、作品に姿は未登場。まみからは「いがっちゃん」という愛称で呼ばれている。
竹中 真澄(たけなか ますみ)
今田聖子の従妹で月島在住。聖子の紹介で痴漢で逮捕された夫の弁護を史朗に依頼するはずだったが、史朗の説得により離婚に切り替える。史朗いわく「今田さんの従妹だけあってエキセントリックな人」。
池辺(いけべ)
初老の男性で、史朗が借りているマンションのオーナー。元は史朗の依頼人で、相続問題を史朗が担当して知り合った。史朗が現在住んでいるマンションの部屋は実は事故物件で、過去に殺人事件の現場となってしまっており、借り手が付かなくて困っているオーナーと、当時、職場に近くキッチン設備が充実している賃貸物件をちょうど探していた史朗とで利害が一致し、相場の三割引きの家賃(10万円)で部屋を借りることとなった。池辺から賢二との関係を聞かれた史朗はとっさに上手く誤魔化すことが出来ず、正直に恋人だと打ち明けてしまったため、身内を除くと史朗がゲイであることをカミングアウトした二人目(一人目は佳代子)の人物となった。

弁護士仲間[編集]

塚本 雅志(つかもと まさし)
司法修習生時代の同期。異性愛者(ノンケ)。ハンサムで、史朗は修習生時代に淡い片思いをしていたが、本人は今に至るまで全く気づいていない。三十代で再会した時にはバーコード頭になっていて史朗を愕然とさせたが、その後、不摂生がたたって膵臓炎を発症。その後は節制して健康的な生活を送っている。
菅沼 晃一(すがぬま こういち)
司法修習生時代の同期。46歳でようやく結婚した。その結婚式の二次会の出来事をきっかけに、史朗が珍しく高価な買い物をすることになる。
北村 誠(きたむら まこと)
司法修習生時代の同期の中では最年長。60歳。食品会社に勤めながら司法試験を目指して14年で合格。自分がおもしろいと思った事件しか引き受けず、一匹狼で活動する変わり者だったのだが、突然大手事務所に移った。独身のため、史朗とは気があっている。
斉藤、渋谷、富村(さいとう、しぶや、とみむら)
いずれも司法修習生時代の同期で学究肌。斉藤は既婚の女性、渋谷と富村は男性。

過去の関係者[編集]

仁美(ひとみ)
名字不明。史朗が人生で唯一交際した女性。交際は#4の時点で「20年以上前」と史朗が言っているので大学生の頃と推測される。当時は大柄でボーイッシュな感じだったので「女の子らしくないから大丈夫かもしれない」と思って付き合ったが、やはりうまくいかず半年で別れた。ある意味で自らをゲイだと史朗に認識させた人物。現在(#4)は既婚で中学生の子持ち。史朗と賢二のマンションの近くにパン屋を構え、そこで売られているパンを史朗は購入しているが、そのことにも賢二はヤキモチを焼いている。
マーちゃん
史朗のマエ彼の通称。史朗と同い年で、史朗を初めて二丁目に連れていった。賢二の友人でもあり、ある意味、史朗と賢二を引き合わせた存在。
伸彦(のぶひこ)
史朗の以前の同棲相手。排水溝の詰まった洗濯機を処理する史朗に「何やってるんだお前は」と叱るなど、冷たいところのある男で、賢二とは性格は正反対だが、史朗の好みのタイプだった。かぼすちゃんという名前の猫を飼っていた。

その他[編集]

我孫子(あびこ)
大日本テレビで「並んでもかまわない法律相談所」という番組のプロデューサー。史朗のハンサムなルックスに出演を強く依頼するが、史朗からある証言をされたことをきっかけに依頼を取り下げる。
オバちゃん
史朗が行きつけていたスーパー「ニュータカラヤ」のレジ担当の女性。レジ作業は早く、妙に美人なのだが無愛想。「ニュータカラヤ」閉店後、新たに居抜きで開店したスーパー「アキヨシ」でも雇用され、レジを担当している。店の方針なのか愛想がかなり良くなったのだが、史朗は「前の無愛想な対応が好きだった」と残念がっている。
三谷 まみ(みつや ‐)
小日向がかつて担当していたタレントの一人。既婚者だが、過去に一度離婚歴あり。史朗はまみの大ファンで本人出演のドラマをよく視聴していた。#43で史朗は小日向の草野球試合を応援しに行く代わりに、まんまとまみのディナーショーのチケットを小日向から入手し、大喜びしていた。#58ではまみのマネージャーの離婚案件を史朗が担当したお礼の夕食の場に、小日向がそのお礼の一環としてサプライズでまみ本人を呼んでおり、史朗はまみとの直接対面を果たした。
片岡 周平(かたおか しゅうへい)
志乃の実家である洋食屋「小山軒」に20年間勤めている腕利きコックで、志乃の父であるオーナーシェフの一番弟子。38歳(#73時点)。10年前、16歳だった志乃から告白されたが、志乃がまだ高校生なのと、当時、小山軒は支店をいくつか出しており、店を乗っ取る目的で志乃と付き合うのではと周りに勘ぐられるのが嫌という理由で振っている。しかし現在、一時は経営破綻しかけた小山軒は本店のみになっており、むしろオーナーの味を残していきたいと考え、志乃に結婚の意思がまだあるかどうかを確認、志乃はすんなりと片岡の求婚を承諾し婚約する。ちなみに10年前はシュッとした顔立ちの美青年だったが、勉強で食べ歩きをしなければならず、そのために現在は中年太りしている。
その後、#83で無事に志乃と結婚し、新婚生活を送っている。それまでは志乃のことを「お嬢」と呼んでいたが、結婚後は「志乃ちゃん」と名前で呼ぶようになった。

矢吹 賢二の主な関係者[編集]

フォーム[編集]

賢二の勤務先の美容院。

三宅 祐(みやけ ひろし)
賢二の美容学校時代の同級生で「フォーム」の店長を務めている。アフロヘアーが特長。賢二とはお互いのことを「ケンちゃん」「ヒロちゃん」と呼び合っている。インスタントラーメンは醤油派。既婚で一女一男の子持ちだが、かなりの浮気性で、店の客である妹島(せじま)という女性を浮気相手にしていて、一緒にいるところを当時中三の娘に目撃されてしまったことも(#32)。その後、妹島とは別れたが、浮気は続いている。
三宅 玲子(みやけ れいこ)
祐の妻。元美容師のエステティシャン。子育てが一段落したため、#52で「フォーム」の一廓にサロンを開業。祐の不倫相手である妹島を顧客の一人にしてしまったため、祐と賢二の悩みの種になったことも。
サロンの人気は順調で、一見すると祐とも仲睦まじくしているように見えるのだが、2~3年後には「フォーム」からサロンを独立させ、その後は離婚する心積もりがあるようなことを田渕に話している。(#86)
エリ
「フォーム」の女性店員。細身。インスタントラーメンは塩派
麻生 美香(あそう みか)
祐と賢二についで「フォーム」ではベテランのスタイリスト。黒髪で厚い唇が特徴。#52で故郷の栃木で独立するため退職。
田渕 剛(たぶち ごう)
#18から登場した長崎県出身の男性美容師。#62時点で27歳。性格はいまどきの若者でゴシップが好き。インスタントラーメンは塩派。麻生の退職とほぼ時を同じくしてアシスタントからスタイリストに昇格。
彼女を切らしたことが無く、一人暮らしを始めてから一度も家事をやったことが無い。物事に拘らないさっぱりとした性格で、彼女に別れを切り出されても縋ったりせずにあっさりと受け入れるため、これを賢二を始めとしたフォームの同僚から「何かよく分かんないけどかっこいい」と絶賛された。
ずけずけとなんでも言ってしまう性格のため、今まで付き合った女性は、そんな田渕でも受け入れてくれるという理由から全て年上だった。試しに年下とも付き合ったが、その性格が災いし即振られている。

矢吹家[編集]

矢吹 賢一(やぶき けんいち)
賢二の父。賢二が物心ついたときには既に浮気で家を出ていて、何年かに一度、暴力をふるって母親の金を奪うときしか帰ってこなかった。中三になって成長した賢二を見てたじろいでからは実家に寄り付かず、20年ほど前から千葉市生活保護を受けていたが#64で孤独死していた。殆ど家にいなかったため、賢二がゲイであることを知らなかった。
矢吹 峰子(やぶき みねこ)
賢二の母。高齢だが、埼玉で常連相手にいまだに美容師を続けている。賢二がゲイであることがバレたときはホウキをもって「親不孝者!」と追い掛け回し、孫の顔を見せないことに腹をたてたが、夫の葬式時には大分気持ちが落ち着いており、久しぶりに家に帰ってきた賢二に自分の美容院を継いでもらえないかと持ちかけている。
矢吹 政江(やぶき まさえ)
賢二の長姉。美容師資格を持っているが埼玉にある八百屋に嫁ぎ、長男真人(まさと)と長女めぐを出産。ちなみに真人は若い頃の賢二に瓜二つ。便宜上、ここでは「矢吹 政江」と表記しているが結婚後の苗字は不明。
矢吹 智恵子(やぶき ちえこ)
賢二の次姉。政江と同様に美容師資格を持っているがデパートに就職。独身。

史朗と賢二の共通の関係者(ゲイ仲間)[編集]

本田 鉄郎(ほんだ てつろう)
通称「テツさん」。飲食店を何店か経営する実業家。両親は健在だが遺恨があるらしく「財産は故郷の両親にはびた一文だって渡したくない」と言っている。そのため史朗にある依頼をする。温和で丸顔。
長嶋 善之(ながしま よしゆき)
通称「ヨシさん」。テツさんの彼氏で料理の腕前は玄人はだし。料理の材料をオーガニックにするほどのこだわりがある。史朗のことを「筧氏」(かけいし)と呼んでいる。無口で面長。
小日向 大策(こひなた だいさく)
佳代子の夫のテニス仲間。「ゲイ同士だから仲良くなれるかと思って」という理由だけで#33で史朗に紹介された。大柄で無骨で、ゲイの世界ではモテるタイプの外見。普段は無表情だが、恋人・航の前では満面の笑みを浮かべ口調まで変わる、べた惚れ状態。わがままな航との日常を史朗に「悲しい出来事」として話すが、その全てが史朗からすると惚気話にしか聞こえない。しかし賢二だけは史朗と小日向が何かの拍子にデキてしまわないかと常々心配をしている。
「株式会社モリプロ」という芸能プロダクションに勤務し、マネージメントのグループリーダーをしている。住居は一等地にあるマンション、航との生活費は全て小日向が負担、小日向宅の冷蔵庫が壊れたため、史朗のところへ持ち込まれた食材は全て高級品(#66)、史朗と賢二の家で行ったパンケーキパーティー(#76)では高級食材は小日向が購入し持ち込むなど、収入はかなり良い様子。中学まで野球をやっていたので、会社の草野球チームに入っている。社内でもゲイということを隠していない模様。
航とは、小日向が大学生時代に家庭教師と生徒として知り合ったと聞いた史朗と賢二は、航が当時まだ12歳だったことを知って焦るが、小日向いわく深い関係になったのは航が17歳の時とのこと。
子供好きらしく、佳代子の一家と史朗と一緒に行った花見で孫の悟朗に会った時は「カワイイですね…♡」と頬を染めていた。(#82)
井上 航(いのうえ わたる)
小日向の恋人。わがままな性格で小日向を振り回している。小日向は「ジルベール似の美少年」と史朗に語っていたが、実際は無精髭を生やし、服装にも無頓着な外見の青年。小日向の航へのジルベール扱いは、航がまだ12歳の少年の時に知り合ったことが大きな理由らしい。小日向と賢二は彼のことは「ワタル君」と呼んでいるが、史朗だけは「ジルベール」と呼び、航本人もそれをまったく気にせず受け入れている。飄々としているようだがズバリと物事の核心をつく発言をするので、史朗は少し苦手としており、賢二とは、それぞれの恋人から如何に愛されているかという面で、お互いを少々ライバル視している。
小日向と暮らす前は会社の寮に住んでいたが、会社を辞めて寮も出なければならなくなり、小日向のマンションに転がり込む形で同棲が始まった。現在はデイトレードで日銭を稼いでいるが、どんなに勝っても一日に2万円稼いだら終了とし、月収は10万円程度で満足している。生活費は小日向が稼いでいるので、この航の収入は家計には入れていないらしい。
父親は一代で外食チェーンを築き上げた実業家で、家族は他に母親と弟がいる。家族は全員、航がゲイであることも小日向と恋人同士で同棲中であることも知っているが、それを受け入れているわけではなく、むしろ突き放しており、航が小日向と喧嘩をして家出をした際、心配して連絡を取ってきた小日向からの電話に対して「あんな奴をもう息子とは思っていない」と父親は発言している。そのためか愛情に飢えているような面が多々あり、小日向に対して愛情の試し行動が多い。

 

空港に閉じ込められた男の話『ターミナル』

今回ご紹介するのは事実をもとにした、トム・ハンクス主演の映画「ターミナル」です。
この映画は私が今でも見返したくなる映画№1です。
母国クラコウジア(架空の国)からアメリカへ飛行機で移動しているさなかクーデターにより、クラコウジアが事実上消滅し、国を失い空港内で閉じ込められた男の話です。
はじめは空港職員に嫌われ、言葉もわからず、その日の食事にありつくのが精一杯でしたが、とある女性と出会い、仲間ができ、そしこて奇跡が起きます…。
実際に起きていることが題材なので、妙にリアルで最後は涙腺崩壊の結末が待っています。

 

wikiより参照

ターミナル (映画)

ターミナル
The Terminal
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 サーシャ・ガヴァシ
ジェフ・ナサンソン
原案 アンドリュー・ニコル
サーシャ・ガヴァシ
製作 ウォルター・F・パークス
ローリー・マクドナルド
スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮 パトリシア・ウィッチャー
ジェイソン・ホッフス
アンドリュー・ニコル
出演者 トム・ハンクス
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
スタンリー・トゥッチ
音楽 ジョン・ウィリアムズ
撮影 ヤヌス・カミンスキー
編集 マイケル・カーン
配給 アメリカ合衆国の旗 ドリームワークス
日本の旗 UIP
公開 アメリカ合衆国の旗 2004年6月18日
日本の旗 2004年12月18日
上映時間 129分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $60,000,000[1]
興行収入 $219,417,255[1] 世界の旗
$77,872,883[1] アメリカ合衆国の旗カナダの旗
41.5億円[2] 日本の旗
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ターミナル』(The Terminal)は、2004年公開のアメリカ映画。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス出演。上映時間は、予告編を含み129分。

パスポートが無効になりターミナルに閉じ込められてしまった男と、ターミナル内の従業員との交流と恋模様を描いた作品で、ロマンスおよびコメディの要素を持つ[3][4][5]

ストーリー[編集]

アメリカジョン・F・ケネディ国際空港の国際線ロビー、入国手続きゲートで奇怪な缶詰を手にしたクラコウジア人のビクター・ナボルスキーは足止めされていた。彼の母国のクラコウジアで、彼が乗った飛行機が出発した直後にクーデターが起こり事実上クラコウジア政府が消滅。そのため、彼のパスポートは無効状態となり、入国ビザは取り消されていたのだった。

アメリカに入国するために亡命難民申請をすることもできず、かといって母国に引き返すこともできず、行き場を失ったビクターはJFK空港の国際線乗り継ぎロビーの中に留め置かれることになった。テレホンカードポケベル(職員がビクターを呼び出すのに使用する)、空港内のパス(職員のオフィスに入るときなどに使用する。ビクターは制限区域内や工事中のエリアにも入っている)、食事のクーポン券などを渡されたビクターは空港内で生活を始める。

乗り継ぎロビーはドア一枚を抜ければ空港外(アメリカ国内)へと出ることができるうえ、監視の目もそれほど厳しくないため、空港から脱走(不法入国)しようと思えば可能であった。しかし、真面目なビクターは頑なに空港内で待つことを選び、そのことで、自分の昇進のために空港からビクターを追い払いたい国境警備局のディクソンと対立するようになる。空港で生活するうちにビクターは空港で働くことを決心する。はじめは空港内に放置された旅客用のカート返却のデポジット金を稼ぐなどしていたが、やがて大工仕事の腕を買われターミナルの内装業として雇われる。空港職員とも打ち解けていき、清掃員のグプタや機内食サービスのエンリケなどと親しくなる。

空港の生活のなかで、キャビンアテンダントのアメリア・ウォーレンと出会う。恋人とうまくいっていなかったアメリアはビクターと親しくなる。ある日、ビクターは働いて得た賃金でアメリアを食事に誘う。空港の仲間たちのサポートもあって、空港内の展望デッキでディナーをともにすることができ、二人は意気投合する。その後、フライトから帰ってきたアメリアにビクターは工事中の水飲み場を改造した噴水を披露する(アメリアのお気に入りのナポレオンジョゼフィーヌに噴水を贈ったことにちなむ)。噴水は未完に終わったが、ビクターはアメリアに大切に持っていた缶詰を見せ、なぜ自分が空港でずっと待っているのかを明かす。

1958年、熱狂的なジャズファンだった、ビクターの父ディミタル・ナボルスキーは、ハンガリー新聞A Great Day in Harlem写真を見た。それはニューヨークのジャズミュージシャンたちの集合写真であった。ディミタルはその写真の57人のジャズプレイヤーにファンレターを送り、メンバー全員のサインを返信してもらい、それを缶詰に大切に保管していた。しかし、メンバーのひとりベニー・ゴルソンからは40年待ったにもかかわらず返事が来ず、やがてディミタルは他界してしまった。ディミタルが亡くなる前、ビクターは父に「必ずニューヨークへ行って、ベニー・ゴルソンのサインをこの缶に入れる」と約束した。父との約束を果たすためにビクターはJFK空港でずっと待っていたのだった。

その翌日、クラコウジアの内戦は終結する。喜ぶビクターのもとにアメリアが訪れ、コネで手に入れたアメリカに1日だけ入国できる特別ビザを渡した。ニューヨークへ行けることになったビクターの最後の障害となったのは、事あるごとに彼と対立してきたディクソンであった。ディクソンは特別ビザに必要な自身の署名を拒み、それどころか、ビクターの友人である空港職員たちの人事をたてにとり、ビクターに即刻クラコウジア行きの便に乗るように迫った。ニューヨーク行きを諦めてクラコウジアに帰ろうとしたビクターだったが、空港の仲間たちに背中を押され、不法入国ではあるが、ニューヨークへ行く決心をする。空港中の職員たちに見送られて、長らく住んだターミナルを後にし、ビクターはニューヨーク市街へと向かった。

ニューヨーク市街のラマダ・インを訪れたビクターは、ラウンジで演奏するベニー・ゴルソンと対面した。ついに、ベニー・ゴルソンのサインを手に入れたビクターは、ホテルを後にしてタクシーに乗り込んだ。ビクターは車内で最後のサインを缶詰に入れると、「どちらへ?」と尋ねた運転手に「家に帰るんだ」と応えたのであった。[6]

主な登場人物[編集]

ビクター・ナボルスキー (Viktor Navorski)
クラコウジア人の中年男性。年齢・職業などは明かされてないが、アメリアとの会話から建設作業員として働いた経歴があり、だいたい40代以上であることがわかる。大工仕事が得意で、教養はあり、愛国心に満ち、性格はとても真面目で素直である。少々不器用で要領は悪いが、約束は必ず守る。また、空港内でニューヨーク案内の英語の本とクラコウジア語の本を購入し、見比べて、英語を習得している。初めのうちは英語も片言だったが、物語終盤には完全に習得している。長い空港生活のなかで、多くの空港職員と親しくなり、仕事もみつける。
アメリア・ウォーレン (Amelia Warren)
ユナイテッド航空ファーストクラス担当のフライトアテンダントである。実際は39歳だが、33とも27ともサバを読む。5分と1人でいられず、毒になる男を次から次へ食べてしまうという悪い癖があり、本人も自覚している。長いし、安いし、男が殺しあうからと、歴史の本をよく読む。特にナポレオンがお気に入りである。
フランク・ディクソン (Frank Dixon)
JFK空港の国境警備局主任。警備局長に昇進する予定だったが、ビクターとの揉め事で予定の時期から昇進延期となってしまった。真面目な性格で麻薬を密輸した人間を即座に見破るなど職務能力は高いが、一方で厄介者であるビクターを故意に不法入国させる事で空港から追い出そうとするなど陰湿な一面もある。ニューヨーク市街へ行きたいというビクターと最後の最後まで対立し、脅しを含めてビクターをクラコウジア行きの飛行機に乗せようとするも、空港中の職員がビクターの味方をするのを見て結局彼を見逃す。中盤では空港に許可無く薬を持ち込んだミロドラゴビッチを庇ったビクターに激高し、上司のサルチャックと他の職員の前でビクターとグラコウジアを貶める発言をする失態を犯すが、最終的には警備局長に昇進(ビクターとミロドラゴビッチの件についてはサルチャックに咎められた)した。
レイ・サーマン (Thurman)
空港の警備員。ディクソンの部下。ビクターに空港内を案内する。初めはビクターに対して高圧的だったが、最後はニューヨーク市街へ向かう彼をターミナルの玄関から送り出す。
ジョー・マルロイ (Joe Mulroy)
空港の職員(貨物輸送担当)。ビクターと友人になる。
エンリケ・クルズ (Enrique Cruz)
フード・サービス勤務。スペイン語圏出身のヒスパニック。入国審査官のドロレス・トーレスに恋をしていた。その為ビクターに対して食事(機内食)を提供するかわりにドロレスに様々な質問をするようにと取引していた。後にドロレスと結婚する。
ドロレス・トーレス (Dolores Torres)
JFK空港の入国係官。ビクターを介して、後にエンリケと結婚する。
グプタ・ ラハン (Gupta Rajan)
JFK空港の清掃員。インド・マドラス出身。「予約とってあるか?」が口癖。床をモップで濡らしておき、そこを通る人が滑って転ぶのを眺めるのが唯一の楽しみ。当初ビクターをCIAのスパイではないかと考えるほど用心していたが、最後には協力するほどの仲になった。特技はジャグリング。かつてインドで汚職警官に対し殺人未遂を犯し、家族を置いてアメリカへ逃げてきたという過去をもつ(そのため、アメリカで逮捕・強制送還となると、インドで獄中生活をすることになる)。ラストはビクターをニューヨークへ行かせるため、ターミナルに向かってくるボーイング747(ビクターが乗る予定だったクラコウジアに帰る便)にモップを手に突撃して遅延させた。銃をもった空港警察に囲まれるも「お前ら、予約とってあるか?」と言ってのける。
サルチャック (Salchak)
JFK空港の国境警備局長。ディクソンの上司。退任して、ディクソンに後を譲る。退職を機にクルーザーを購入した。マニュアル主義のディクソンを諭す一面も。
ウェイリン (Waylin)
JFK空港の警備員であり、サーマンの部下。映画においては初めてビクターと会話する人物でもある。
ビクターがアメリカに来た初日に入国審査を行なうも、パスポートが無効になっていたためにサーマンを呼んだ。
物語の終盤、ディクソンがビクターをクラコウジアに追い返すために人事を盾にしたことを見聞きし、それをグプタに伝えた。
ミロドラゴビッチ (Milodragovich)
物語中盤、無許可で薬を空港に持ち込み、没収されそうになったロシア人。ロシア語の通訳がおらず薬を放さない彼に空港職員達は手を焼いていたが、クラコウジア語はロシア語と似ている事で、ディクソンによりビクターが通訳として呼び出され、ビクターを介してディクソンと会話をする事が出来た。
ビクターは当初、彼がアメリカから持ちだそうとした薬は彼の父親のための薬であると訳したが、すぐ後で「ヤギ」と「父」を聞き間違えたとし、結果的にミロドラゴビッチはヤギのための薬ということで持ち出す事に成功した。アメリカから医薬品を持ち出すにあたり、人間のための薬は複数の複雑な書類が必要だが、動物のための薬の場合は書類などは不要である。この1件でミロドラゴビッチを救ったビクターは空港の仲間に「ヤギのビクター」と称賛される。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
DVD版 フジテレビ
ビクター・ナボルスキー トム・ハンクス 江原正士
アメリア・ウォーレン キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 深見梨加 安藤麻吹
フランク・ディクソン スタンリー・トゥッチ 佐々木勝彦 大塚芳忠
レイ・サーマン バリー・シャバカ・ヘンリー 手塚秀彰 宝亀克寿
ジョー・マルロイ シャイ・マクブライド 星野充昭 江川央生
エンリケ・クルズ ディエゴ・ルナ 川島得愛 内田夕夜
ドロレス・トーレス ゾーイ・サルダナ 石塚理恵 林真里花
グプタ・ ラハン クマール・パラーナ 塾一久 永井一郎
サルチャック エディ・ジョーンズ 佐々木梅治 稲垣隆史
ミロドラゴビッチ ヴァレラ・ニコラエフ 石住昭彦 竹田雅則
空港職員 スティーブン・メンデル 安井邦彦 秋元羊介
カール ジュード・チコレラ 津田英三
ウェイリン コリー・レイノルズ 川村拓央 鳥海勝美
ナディア リニ・ベル 多緒都 加藤悦子
モニカ カーリース・バーク 堀江真理子 藤生聖子
ベニー・ゴルソン ベニー・ゴルソン本人 佐藤祐四 秋元羊介
クリフ ダン・フィナティ 小形満 遠藤純一
吉野家マネージャー ジム・イシダ 喜多川拓郎 佐々木省三
スウォッチマネージャー ステファン・フラー 落合弘治
ルーシー サーシャ・スピルバーグ 根本圭子 木下紗華
ニュースキャスター ディルヴァ・ヘンリー 定岡小百合 こんのゆり
CBP局員 ジョン・エディンズ 船木真人 鳥海勝美
店員 リディア・ブランコ 重松朋 若原美紀
女性 スーザン・スローム すずき紀子 八木かおり

テレビ版その他の日本語吹替え声優: 向井修荻野晴朗瀬尾恵子一馬芳和清水美智子

「クラコウジア」について[編集]

正式名称クラコウジア共和国クラコウジアきょうわこく)とは、本作品に登場する、架空の国である。英語表記はThe Republic of Krakozhia。キリル文字表記は Кракожия である。

映画の中で、ビクターの祖国であるクラコウジアは2004年1月16日、国内で軍事クーデターが起こるという設定になっている。

小さな国で、おおよその位置は、東ヨーロッパ、旧ソ連ロシア付近である。過去にクーデターが勃発していた中央アジア諸国、コーカサス地方の諸国のロシア語圏の国がモチーフ。また、主人公のパスポートベラルーシのものと酷似している。

トム・ハンクスが喋っていたクラコウジア語は全てアドリブで、ロシア語などのいくつかの言語の発音からヒントを得ている。しかし、英語の字幕でのトム・ハンクスのクラコウジア語がブルガリア語となっていたため、ブルガリア語にも近い発音だということが分かる。

作中のロシア人ミロドラゴビッチとの会話シーンではクラコウジア語で行われたが、意思疎通が可能であったためクラコウジア語はロシア語に近い言語であることが推測される。

関連[編集]

  • 撮影に使われた空港は本物ではなくセットである。これはテロへの警戒で本物の空港での撮影許可が下りなかったため。舞台となったのはJFK国際空港だが、建設に20週間を費やしたカリフォルニアの巨大格納庫に作られたセットは、数箇所の国際空港を融合させたものとなっている。セット内にある店舗は全て実在するものであり、バーガーキングや日本の吉野家等を始め35店舗が参加。エキストラには実際にその店舗で行われる研修を行わせた。本物の店員が出演した店舗もある。
  • 本編が進むに連れ、ジャズが重要な要素となっていく。終盤、ジャズ・バーのシーンでベニー・ゴルソン本人が出演をしている。
  • 予告編や公式サイトで印象的に使われている曲は、ジョン・デンバー作の「悲しみのジェット・プレーン」(Leaving on a Jet Plane) をシャンタール・クレヴィアジックがカバーした物。映画本編では使われていない。
  • 東京国際映画祭にスピルバーグの来日と舞台挨拶も予定されていたが、『宇宙戦争』の撮影の為にキャンセルとなっている。
  • 映画予告に使われている曲は3曲使われておりImmediate Musicの「Rhapsody」「Dare to Dream」「The New Land」である。
  • 劇中ではユナイテッド航空提供のボーイング747が使用されている。ビクターの搭乗予定の航空会社はユナイテッド航空であり、アメリアはユナイテッド航空のフライトアテンダントという設定である。また、スターアライアンスは主要なスポンサーであり、制服、備品、エキストラを提供していた。
  • 実在のモデルは、1988年からパリのシャルル・ド・ゴール空港で18年も生活したイラン人、マーハン・カリミ・ナセリと言われている。この映画の製作者は、このマーハンが書き続けた日記「ターミナルマン」の映画化権を30万ドルで買っている。[7]

ドラゴンブレイドを観た感想

先日、私は映画館で、お笑いタレントである内村光良氏がそっくりさんであるジャッキー・チェンが主演の『ドラゴンブレイド』を観ました。この映画ですが、ローマ帝国軍のルシウス(ジョン・キューザック)がチェン演じるフォ・アン(保安の役割を果たす主人公です)と最初は戦うものの、次第に互いを理解し合うことになり、「敵は友となる」を訴えかける作品となっています。
ローマ帝国軍の黒幕とされる人物(エイドリアン・ブロディ)と最後は「話し合いは通じず、戦う事に」なるものの、敵は傲り高ぶりが甚だしく負ける事になります。ですが、フォ・アンの仲間たちは的に次々と倒されて行くようで、あり泣ける話にもなっています。

 

 

wikiより参照

ドラゴン・ブレイド

ドラゴン・ブレイド
タイトル表記
繁体字 天將雄師
簡体字 天将雄师
ピン音 Tiān Jiàng Xióng Shī
粤語ピン音 Tin¹ Zeong³ Hung⁴ Si¹
英題 Dragon Blade
各種情報
監督 ダニエル・リー
脚本 ダニエル・リー
製作 ジャッキー・チェン、スザンナ・ツァン
製作総指揮 ジャッキー・チェン、ワン・チヨンジュン、レン・チュンルン、チョウ・マオフェイ
出演者 ジャッキー・チェン
ジョン・キューザック
エイドリアン・ブロディ
音楽 ヘンリー・ライ
主題歌 ジャッキー・チェン
撮影 トニー・チャン
編集 ヤウ・チーワイ
アクション指導 ジャッキー・チェン
衣装 トーマス・チョン
美術 トーマス・チョン、ダニエル・リー
製作会社 Sparkle Roll Media, Huayi Brothers Media, Shanghai Film Group
配給 日本の旗 ツイン
公開 中華人民共和国の旗 2015年2月19日
香港の旗 2015年3月12日
日本の旗 2016年2月12日
上映時間 103分
製作国 中華人民共和国の旗 中国
香港の旗 香港
言語 普通話、英語
テンプレートを表示

ドラゴン・ブレイド』(原題:天將雄師、英題:Dragon Blade)は、2015年に公開されたジャッキー・チェン主演の中国・香港合作映画。紀元前50年前漢時代のシルクロードにおけるローマ帝国軍の落武者伝説をヒントにした史劇アクション映画。

キャスト[ソースを編集]

カッコ内は日本語吹き替え。

スタッフ[ソースを編集]

ぽっちゃり女子のシンデレラストーリー!『ヘアスプレー』

「楽しいミュージカル映画が見たい」
「幸せな気持ちになれる作品はどれ?」
それなら、ブロードウェイでも舞台化された『ヘアスプレー』がオススメ♪
歌が大好きで、ダンスもおしゃれも申し分ない女子高生のトレーシーが抱える、たったひとつの問題…。それは体のサイズがビッグすぎること!
でも容姿なんて関係ない。いつも明るく前向きな彼女の姿に、誰もが勇気をもらえるはず。
恋に友情に歌にダンス…テンションMAXで繰り広げられるストーリーに目が釘付けになること間違いなし。
笑って踊ってキュンキュンできる、ハッピー・エンタテイメントです♪
「太ってる女はみっともない?そんな言葉、丸投げで返すわ!」

 

wikiより参照

 

ヘアスプレー (2007年の映画)

ヘアスプレー
Hairspray
監督 アダム・シャンクマン
脚本 レスリー・ディクソン
製作 ニール・メロン
クレイグ・ザダン
製作総指揮 トビー・エメリッヒ
ジョン・ウォーターズ
出演者 ジョン・トラヴォルタ
ミシェル・ファイファー
クリストファー・ウォーケン
ニッキー・ブロンスキー
クイーン・ラティファ
音楽 マーク・シェイマン
撮影 ボジャン・バゼリ
編集 マイケル・トロニック
配給 ギャガ
公開 アメリカ合衆国の旗 2007年7月20日
日本の旗 2007年10月20日
上映時間 117分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $75,000,000
興行収入 $202,548,575
テンプレートを表示

ヘアスプレー』(原題:Hairspray)は、2007年制作のアメリカ映画1988年ジョン・ウォーターズ監督のオリジナル同名映画を元にした2002年ミュージカル劇の映画化。ジョン・トラボルタが特殊メイクで巨体の女性を演じている。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
トレイシー・ターンブラッド ニッキー・ブロンスキー 渕崎ゆり子
エドナ・ターンブラッド ジョン・トラボルタ 山寺宏一
ベルマ・フォン・タッスル ミシェル・ファイファー 塩田朋子
ウィルバー・ターンブラッド クリストファー・ウォーケン 堀勝之祐
アンバー・フォン・タッスル ブリタニー・スノウ 小林沙苗
ペニー・ピングルトン アマンダ・バインズ 嶋村侑
プルーディー・ピングルトン アリソン・ジャネイ 宮寺智子
コーニー・コリンズ ジェームズ・マースデン 横堀悦夫
“モーターマウス” メイベル・スタッブス クイーン・ラティファ 上村典子
リンク・ラーキン ザック・エフロン 三木眞一郎
シーウィード・スタッブス イライジャ・ケリー 伊藤健太郎
ミスター・ピンキー ジェリー・スティラー 糸博
ミスター・スプリッツァー ポール・ドゥーリイ 辻親八

ストーリー[編集]

1962年、黒人差別の風潮がいまだ色濃く残るアメリカ合衆国ボルチモアに住むトレイシーは、ダンスとおしゃれが大好きなビッグサイズの女の子。夢はティーンに人気なダンステレビ番組『コーニー・コリンズ・ショー』に出演して憧れの人気ダンサー、リンクと踊るという、体形など気にしない天真爛漫ぶりであった。《Good Morning Baltimore》《The Nicest Kids in Town》

ある日、番組のメンバーの無期休暇による新メンバーのオーディションを聞いたトレイシーは一生のチャンスと思い、受けさせてほしいと両親にお願いする。母親のエドナは、体型のことを言われてトレイシーが傷つくのではないかと心配して反対する。しかし父親のウィルバーから「ビッグなのだからビッグになれ」と激励され、オーディションに挑戦する。結果は、番組のプロデューサーのヴェルマから、太っているとの理由で一方的に落とされてしまう《If Takes Two》《Miss Baltimore Crab》

その日、オーディションのために遅刻したトレイシーは居残りをさせられることになる。居残り教室に向かうと、そこではシーウィードを始めとする黒人の生徒達が踊っていた。すぐに皆と打ち解け、教わったR&Bのステップを踏むトレイシーを、同じ高校の特別クラスに通うリンクが目撃。「君なら番組に出られる」と番組の司会者コーニー・コリンズ主催のダンスパーティーに招待し、トレイシーは有頂天。リンクに招待されたダンスパーティーに親友のペニーを連れ立って姿を現したトレイシーは、シーウィードから教わったダンスを披露。ボーカルのリンクを始め、パーティー会場は一気にヒートアップ。主催者のコーニーに気に入られ、コーニーからのスカウトにより遂に番組出演の夢が叶う。《I Can Hear the Bells》《The Ladies’ Choice》

トレイシーのおかげでヘアスプレーの売り上げが伸び、スポンサーは大喜び。また番組メンバーがトレイシーの髪型を真似しはじめたり、ウィルバーが販売したトレイシーグッズが大ヒットしたり、学校ではトレイシーに会うべくわざと居残りする生徒が大量発生するなど、トレイシーは一躍人気者になる。またトレイシーを通じて知り合ったペニーとシーウィードは恋に落ちる。初めは反対していたエドナもテレビで活躍する娘の姿にウィルバーと共に娘を応援するようになる。《The New Girl in Town》

ある日、ミスター・ピンキーが経営するオーダーメイドの用品店のイメージキャラクターにトレイシーが起用されることになった。トレイシーはエドナにエージェント役を依頼するが、エドナは肥満を気にして外に出たがらない。しかし「今は1960代、昔とは違う」というトレイシーの必死の説得を受けようやく外出したエドナは、トレイシーの言う通り以前と大きく異なる街並に瞳を輝かせていく。そしてミスター・ピンキーと対面したところ、なんとエドナもイメージモデルに起用されることになった。これをきっかけに、今まで家事とクリーニングの仕事だけで家に引きこもりがちだった生活から、外の世界へと足を踏み出す変化を遂げるのだった。《Welcome to the 60’s》

一方で、今まで散々母親であるヴェルマを後ろ盾にしてメンバーに横柄な態度を取ってきたアンバーは番組から孤立していった。自分の番組の座と、3年連続で選ばれてきたミス・ヘアスプレーの座をトレイシーに追われるのを恐れるアンバーは、トレイシーの成功が面白くないヴェルマと2人で父親のウィルバーを誘惑しようとしたり、リンクを自分のものにしようとしたりとあの手この手でトレイシーを番組から追い出そうとしはじめるのだった。《Timeless to Me》

ところで、『コーニー・コリンズ・ショー』には月に1回”ブラック・デー”という黒人のみが出演する日がある(逆に、この日以外は黒人は一切出演できない)。ブラック・デーの司会者はシーウィードの母親でもあるモーター。モーターはヴェルマからの嫌がらせに耐えつつ、起死回生のチャンスを待ち望んでいた。そんな中、トレイシーが番組初出演時に「すべての放送回を”ブラック・デー”にしたい!」と叫んだことに刺激され、コーニーは差別の廃止をヴェルマに提案。しかしヴェルマは聞く耳を持たず、それどころか”ブラック・デー”自体を廃止してしまう。気落ちしたモーターや、番組出演を目指していたシーウィードの妹のアイネスたちは、トレイシーの提案でテレビ局までデモ行進をすることにする。トレイシーはリンクにも参加を勧めるが、リンクは番組出演を降ろされるの恐れ拒否。気落ちしたトレイシーは一人でデモ参加を決意する。《Run and Tell That》《Big, Blonde and Beautiful》

当日、モーター率いるデモはつつがなく進行し多くの黒人たちを連れ立ち、娘の危険を案じたエドナまでも巻き込み、大きなデモ隊へと成長する。デモ隊がテレビ局の前までたどり着いた時、待ち構えていた警官ともみ合いになり、逃げたトレイシーは警察から追われる身となってしまい、前もって頼んであったペニーにかくまってもらう。しかしペニーは、敬虔なキリスト教徒である母親に逃走犯をかくまった悪い娘として軟禁される。それに気付いたシーウィードが自分の身を挺して助け出してくれたことで、ペニーはますますシーウィードの虜になっていく。その頃リンクは、トレイシーが警官に暴力をふるったなどという有らぬ疑いから追われる身となった事をテレビのニュースで知る。これを機にトレイシーの勇気ある行動に刺激され自分の無力さを恥じ、トレイシーへの愛情を確信する。《I know Where I’ve been》《Without Love》

翌日、ミス・ヘアスプレーコンテスト当日。ヴェルマはテレビ局に大勢の警備員を配備し、トレイシーのテレビ局への侵入阻止を図る。そんな中トレイシーは、両親や黒人仲間の協力を得て、警備員の目をくぐりミス・ヘアスプレーの会場へと姿を現す。そしてトレイシーのダンスを皮切りに、生放送のスタジオにさまざまな奇跡が繰り広げられる。そして見事ミス・ヘアスプレーの栄冠に輝いたのは・・・。《It’s Hairspray》《You can’t Stop the Beat》

その他[編集]

 

津軽三味線ってこんなにカッコイイの!?『ましろのおと』

「赤ちゃんと僕」で有名な羅川真里茂の作品。
津軽三味線に人生をかける青年の物語。実際に三味線の音が響いてくるような迫力ある演奏シーンが魅力のひとつ。
この作者はとにかく人間の内面を描くのが上手い。嫉妬・絶望・怒り・興奮・喜び・悲しみ…。登場人物一人ひとりに共感してしまう。一見、性格が悪い人でもなんだか憎めない。そんな感情を読者に持たせるのだ。
生まれも育ちも青森の作者だからこそ描ける本格的な津軽三味線漫画。
果たして主人公は自分の音を見つけることができるだろうか。
読後はYouTubeで津軽三味線の動画を漁りたくなる、新しいジャンルの作品だ。

 

wikiより参照

ましろのおと』は、羅川真里茂による津軽三味線を題材にした日本漫画

概要[編集]

月刊少年マガジン』(講談社)にて2010年1月号に読み切りが掲載された後、同年5月号より連載化された。作者にとって初となる少年誌での連載作品であり、また白泉社以外での連載も初である。タイトルには「ましろの音」と「ましろノート」(ノートは音符などの意)の2つの意味がある。単行本は2017年3月現在、既刊17巻。

全国書店員が選んだおすすめコミック2011」、9位。「全国書店員が選んだおすすめコミック2012」、6位。

2012年平成24年度)第36回講談社漫画賞「少年部門」、第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門にて優秀賞を受賞した[1]

あらすじ[編集]

16歳の津軽三味線奏者の澤村雪。三味線の師であった祖父が亡くなったことで、自分の音を探すため、単身上京する。

登場人物[編集]

澤村家[編集]

澤村 雪(さわむら せつ)
16歳。青森県生まれ。幼い頃から祖父が弾く津軽三味線の音を聞いて育った。師匠であり育ての親でもあった祖父・松吾郎が亡くなり、自分だけの音を探そうと、思いつきで上京する。
高校には1年生の夏から通っていなかったが、上京後は母・梅子の言い付けで梅園学園へ転入する。祖父譲りの津軽三味線の才能を持つものの、その演奏にはムラがあり、何の為(誰の為)に弾いていいか分からない時はおざなりな演奏しか出来ないが、明確に目的がある時の演奏ではその才能を遺憾なく発揮する。幼い頃より松吾郎の演奏を耳で聞いて技術を身に付けてきたため、譜面が読めない。他人と関わったり馴れ合ったりする事をしない性分のため、その言動は時に冷たいものにも映るが、根は優しく真面目な性格。祖父と同じく三味線で他人と競う事に興味を持たなかったものの、学園での出会いなどを機に少しずつ変わっていく。
澤村 若菜(さわむら わかな)
雪の兄で、津軽三味線奏者。5月2日生まれで老け顔の19歳。こと三味線に関しては感情的になる一面も見せるが、生真面目で弟思いの性格。松吾郎の愛弟子という点においても、雪の兄弟子にあたる。全国大会でも上位に入る実力の奏者だが、むしろそれゆえに雪や総一には及ばない自分の才能の限界を痛感している。
澤村 松吾郎(さわむら まつごろう)
雪と若菜の祖父で、梅子の父親。故人。全盲の津軽三味線奏者。無欲さゆえに生涯を通して世間に名が知られる事はなかったものの、その才能は一部では高く評価されており、彼の演奏を知る者からは「名人」と呼ばれている。雪と若菜の師匠でもあるが、「自分の音で奪え」が口癖で、手取り足取り教えるようなことはなかった。即興曲「春暁」(しゅんぎょう)の完成に30年を費やし、この曲が雪と朱利を繋いだ。
澤村 梅子(さわむら うめこ)
雪と若菜の母親で、松吾郎の娘。2人からは「梅子」と呼び捨てにされ、不仲というより険悪な関係。40代だが、一見すると20代にしか見えない。ビューティー業界の会社「梅丸」の女社長で、出産後も日本国外で仕事をする傍ら、澤村家に毎月100万円の生活費を送り、子育ては父の松吾郎に任せっきりだった。伴奏(三味線に合わせて歌う事)の達人。松吾郎の才能が世に出なかった事を惜しんでおり、息子の雪の才能を世に出すべく津軽三味線甲子園「松吾郎杯」を開催するなどしている。
性格は豪快で、傍若無人を絵に書いたような人物。行動力も尋常ではなく、息子達を振り回す。竹千代や小百合とは犬猿の仲。

私立梅園学園[編集]

雪が上京後、梅子により強引に転入させられ、通う事になった高校。

前田 朱利(まえだ しゅり)
1年C組。雪のクラスメイト。当初は津軽三味線愛好会の唯一のメンバーであった。津軽三味線をやるようになったきっかけは、彼女の祖母がかつて少女時代に疎開先で聞いたという津軽三味線の曲の手がかりを掴み、それを祖母に聞かせてあげたいという一心からである。その曲とは雪の祖父・松吾郎が30年かけて作り上げた即興曲「春暁」の一部であった。後に、雪が自分なりの解釈を入れた「春暁」を演奏した事で、祖母に聞かせたいという夢は叶えられた。その後は雪を目標に据え、彼の腕前に近づくために津軽三味線を続けることを決意する。
山里 結(やまざと ゆい)
1年B組。朱利の友人で幼馴染。ゲームや漫画が好きなオタクで、またゲーム愛好会部員でもある。ある日偶然、テレビで流れた雪の演奏を耳にし、以来雪の演奏に惹かれる。朱利に付き合って津軽三味線を一緒にやっているが、当初は津軽三味線愛好会には入っていなかった(後に入部)。
海人の事が好きなものの、海人はその気持ちに一切気づいておらず、朱利に好意を持って彼女ばかり構っている。その事への嫉妬と、朱利の優柔不断さなどに時折苛立ち感情的になる面があった。松吾郎杯団体戦の直前、メンバーを前に朱利と比較した自分のコンプレックスを吐き出したことで、朱利との友人関係はより強固なものになったようだ。
矢口 海人(やぐち かいと)
2年生。朱利と結の幼馴染。幼少時に友人と共に朱利へ意図せず嫌がらせをしてしまっていた事から、朱利の男嫌いの原因となっていた。実際は朱利に好意を持っているが、その想いには気付いてもらえず、朱利と親しくなりつつある雪に対抗心を燃やしていた。
父親は有力政治家つきの弁護士。その父親からは跡を継いで欲しいと思われているが、本人はプロサッカー選手の夢を持っており、またスポーツ推薦で梅園学園に入学できるほどの才能があった。しかし入学直後の練習試合による膝の故障により、サッカー選手としての生命を絶たれる。そのため、才能が活かそうともしない雪に苛立ち、津軽三味線同好会への入部を賭けて雪にサッカー勝負を挑み、結果として入部する事となった。学業成績も優秀で常に学園3位以内に入っている。
永森 雷(ながもり らい)
2年A組。団体戦に数合わせの助っ人として出るため、手芸部と掛け持ちで津軽三味線愛好会に入部する。オネエ言葉で喋り、手芸部の女子達ととても仲が良い。手先が器用で、普段は手芸部の女子達と一緒に編物などをしている。
父親は噺家の米福であるが、両親は既に離婚しており、母方に引き取られたため姓が異なる。幼い頃より三味線の師範である母親から、半ば強引に三味線を習わされた。弾く三味線は太棹の津軽三味線ではなく、細棹の方である。将来は三味線で米福の演目に曲をつける演奏をしたいと思っている。
小薮 啓子(こやぶ けいこ)
津軽三味線愛好会の顧問を務める若い女性教師。緒方洸輔(神木清流)に惚れており、顧問になったのも彼と連絡を取りたいため。三味線については全くの素人であるため、大俵に指導を依頼している。
教頭
梅園学園の生き字引。小藪に緒方洸輔の情報を伝える。

三味線奏者[編集]

緒方 洸輔(おがた こうすけ)
津軽三味線の全国大会でA級を二連覇している実力派奏者。神木流で、名取名は神木 清流(かみき せいりゅう)。青森に住む神木流師範の流絃に師事しており、実力者になった今も彼に対する敬意は変わらず、年に一度ほど挨拶に赴いている。梅園学園の卒業生で、津軽三味線愛好会の創設者。学生時に使用していた三味線を、後輩のために学校に残している。
雪との邂逅後、彼の才能の底を知ろうと、演奏によって幾度かのアプローチをかけている。
神木 流絃(かみき りゅうげん)
青森在住。神木流の師範。「神木流絃」は名取名であり、本名は「田沼源造」。緒方洸輔の師であり、総一と舞の父親。
実は雪の実の父親であり、総一と舞は彼とは血の繋がりがない養子である。雪に神木流を継いでほしいと望んでいるが、「松吾郎の音」が欲しいことが理由であり雪本人に愛情を持っている様子はない。
田沼 総一(たぬま そういち)
流絃の息子(養子)で、緒方の弟弟子。高校3年生にして全国大会では緒方に次いで準優勝経験なども持つ、若い俊英。常にマイペースであると同時に行動が子供っぽく、妹の舞曰く「お子様性格」。面倒くさい「自分ルール」を持つ故に友人がおらず、友達作りを目的に「松吾郎杯」に参加する。
田沼 舞(たぬま まい)
流絃の娘(養子)で、総一の妹(血の繋がりがあるかは不明)。高校2年生。同じく津軽三味線奏者。雪の小学校時代の同級生。ライバル視している雪が公式の大会に出たことがないため、父親に実力を認めてもらえなかったと感じている。そのため今でも雪を激しくライバル視しており、彼の名を聞くと血相を変える。高校生になった現在でも雪との勝負の機会を伺う。
荒川 潮(あらかわ うしお)
福岡在住の高校3年生。団体戦において一人前列・真ん中で弾くなど、目立つことを好む。演奏は荒々しく独創的。スリ上げを好んで多用し、持ち味でもある連続スリ上げは「荒川トゥイン」と呼ばれている。
梶 貴臣(かじ たかおみ)
大阪在住の高校3年生。派手さはないが、確実で狂いのない統制のとれた演奏を行うのが特徴。男女ともに人気のある奏者。大学進学とともに竹の華に就職。

唄い手[編集]

成宮 あやこ(なりみや あやこ)
東ノ宮杯準優勝、無冠の女王。踊りながら歌う成宮流「ゆさぶり」でライブ会場をわかしている。
壬生 悠里(みぶ ゆうり)
第34回東ノ宮杯優勝。

竹の華[編集]

三吉 竹千代(みよし たけちよ)
民謡居酒屋「竹の華」を経営する中年女性。梅子と同じく、雪の祖父・松吾郎の才能が、彼の無欲さゆえに後世に伝えられずに埋もれてしまった事を惜しんでいる。梅子とは面識があるらしく、犬猿の仲。
大河 鉄雄(たいが てつお)
29歳。津軽三味線、唄担当。
沙上 麻二(さじょう まに)
プロの民謡歌手、唄担当。第35回東ノ宮杯民謡全国大会に出場
追 一大(おい かずひろ)
26歳。津軽三味線、笛担当
江戸 鮎(えど あゆ)
28歳。津軽三味線、太鼓、唄、踊り担当。ツインテール、片目萌え。
三島 撫子(みしま なでしこ)
22歳。津軽三味線、太鼓担当。三島カオルと双子。
三島 カオル(みしま かおる)
22歳。津軽三味線、太鼓担当。三島撫子と双子。

その他の人々[編集]

立樹 ユナ(たちき ユナ)
22歳。キャバクラで働きながら、グラビアアイドルを目指す女性。彼氏でもあるタケトの才能を買っており、バンドの援助をしている。成り行きで上京直後の雪の面倒を見た。アダルトビデオ出演を持ちかけられ、夢を諦め帰郷する。
タケト
インディーズバンド「ピンク・パンク・ガジェット」のボーカル。譜面も書いており、バンド活動の傍らで曲を楽譜に起こす仕事もしている。ユナの彼氏だったが、女癖の悪さが原因で別れた。ユナが帰郷した後も雪のアパートに来るなど交流がある。
健(けん) / ジル / 紀雄(のりお)
「ピンク・パンク・ガジェット」のメンバー。順に、ベース / ギター / ドラム。健はバンドのリーダー。全員中学時代の同級生。
山野 寅治(やまの とらじ)
葛飾区に店を構える「たぬきち食堂」の店主。45歳、158cm。食堂とは別に大家もやっており、店の2階のいくつかの部屋を賃貸している。雪もここに部屋を借りている。
山野 桜(やまの さくら)
寅治の娘。中学1年生、140cm。世話好きな性格。下宿人である雪に憧れのような感情を持っている。
大俵 ヒロシ(おおだわら ヒロシ)
三味線ショップ「鈴音」(リンネ)を経営する中年男性。小薮に頼まれて週に一度、津軽三味線愛好会に指導に来ている。
米福(よねふく)
たぬきち食堂の2階に下宿している噺家。雷の父親でもある。
田沼 小百合(たぬま さゆり)
流絃の妻で、総一と舞の母親。総一、舞と血の繋がりがあるかは不明。夫が総一や舞より雪に目をかけていることに、表立って口は出さないものの懸念を示している。一見物静かで上品な女性だが、流絃を挟んで対立する立場の梅子と初対面ながら堂々と渡り合う気の強さも持ち合わせている。よき母親ではあるが、総一の「自分ルール」についていけずに翻弄されている様子も。

 

四月は君の嘘

心にトラウマをかかえ、ピアノが弾けなくなってしまった主人公の有馬公生が、破天荒な女の子宮園かをりと出会い、成長していくハートフルストーリー。クラシックをテーマに中学生の主人公たちの成長を描く物語。ピアニストを目指す公生の葛藤、幼なじみとの恋模様や友人との学校生活。そしてかをりとの関係が描かれている。この作品は最後まで涙あり笑いありで完成された作品なので、一気読みしても楽しめるしじっくり読んでも楽しめる作品となっています。

 

wikiより参照

四月は君の嘘』(しがつはきみのうそ)は、新川直司による日本漫画。『月刊少年マガジン』(講談社)にて2011年5月号から2015年3月号まで連載された[1][2]。略称は君嘘(きみうそ)。単行本は全11巻。2012年度マンガ大賞ノミネート。2013年、講談社漫画賞少年部門受賞。

アニメ化作品が2014年秋から2015年春にかけて放送され、2016年に実写映画化された[3]

概要[編集]

前通り橋,新座市

中学生のピアニストヴァイオリニストが互いの才能に共鳴し合い成長する姿を描いた作品[4]。作者の新川によると自身はクラシック音楽とはもともと縁がなく高校時代はヘヴィメタルを聴いていたが[5]、「ヴァイオリンを演奏する少女を描きたい」との思いが作品を始める上での動機となり[5]、ヴァイオリニストの池田梨枝子、ピアニストの山崎香と菅野雅紀、作曲家の大澤徹訓に取材協力を仰いだ[6]

主に東京都練馬区を舞台にしており、作中にも練馬区内に存在する施設や公園、道路等が多数登場している[注 1]。また、練馬区内に路線を持つ西武池袋線の車両が作中に登場しており、西武鉄道とのタイアップ企画も実施されている。

原作は2015年2月6日に発売された『月刊少年マガジン』2015年3月号にて完結した。単行本は2015年5月15日発売の11巻をもって完結した[7]。原作終了に併せてアニメも2015年3月に完結まで描かれた。ノベライズも決定され、2014年11月17日に『小説 四月は君の嘘 6人のエチュード』として刊行された[8]。また、同年10月17日発売の単行本10巻にはオリジナルパスケース付き限定版が、11月17日には原作の公式ガイドブック『公式ガイドブック 四月は君の嘘 Prelude』が、それぞれ刊行された[9]。5月15日に発売の11巻にはOAD付き限定版も発売された。

2015年9月に実写映画化が発表された[3]

あらすじ[編集]

かつて指導者であった母から厳しい指導を受け、正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、「ヒューマンメトロノーム」とも揶揄された神童有馬公生は、母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなり、コンクールからも遠ざかってしまう。

それから3年後の4月。14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールでかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。

かをりは、好意を寄せる渡亮太との仲を椿に取り持ってもらい、渡と椿の幼なじみである公生とも行動を共にするようになる。公生はかをりに好意を抱くようになるが、親友である渡に気をつかって想いを伝えられないでいた。椿は公生のかをりへの恋心に気付き、また自身に芽生えた公生への恋心にも気付き苦悩する。

かをりは、公生のことを友人Aと呼び、ぞんざいに扱いつつも、自分の伴奏を命じるなど、公生を再び音楽の世界に連れ戻そうとする。また、かつて公生の演奏に衝撃を受けピアニストを目指すようになった、小学生の時からのライバルである相座武士井川絵見にも背中を押され、母親の親友で日本を代表するピアニストの瀬戸紘子に師事し、公生は再び音楽の道に戻っていく……。

しかし実は、かをりには周囲に隠し続けていた秘密があった。次第に身体を蝕む病のため、物を持ったり歩くことが困難になり、学校を休んで入院生活が続くようになっていく。公生は東日本ピアノコンクールに出場して入賞することで、ピアニストとしての道を歩もうと努力する。そんな公生の影響を受けて、かをりもこれまで避けてきた手術をして、再び公生とコンサートをしようと決意する。

しかし、かをりの容態は、悪化の一途を辿っており、容態が急変してしまう。公生は、かつての病弱な母親をイメージさせる少女に、再びトラウマが呼び起こされ、かをりを失うことへの恐怖から、ピアノを弾くことができなくなり、なかば作品の総仕上げの練習ができないまま、コンクール本番を迎えることになってしまう。

そして、コンクールの日が訪れる。奇しくも、かをりの手術の日が重なり、大きなプレッシャーを抱えていた公生だったが、かをりを想いながら、かをりの幻と共にアンサンブルを奏でながら、すべての想いをぶつけるかのように渾身のピアノを演奏する。公生のピアノは、会場の観客すべてを魅了し賞賛を受けるが、かをりは手術中に帰らぬ人となってしまう……。

コンクールが終わり数日後、かをりが生前に書いた手紙が、公生に届けられる。そこには、かをりの公生への秘められた想いと、ささやかな『嘘』が綴られていた。

登場人物[編集]

声はアニメ版の声優、演は実写映画版でのキャスト。

主要人物[編集]

有馬 公生(ありま こうせい)
花江夏樹 / 演 – 山﨑賢人[10]藤本哉汰(幼少期)
本作の主人公。 市立墨谷中学校3年生(14歳)。誕生日は3月28日。 好物は、たまごサンドとモーモー印の牛乳。母が叶えられなかった「世界的なピアニストになる」夢を叶えるために、幼い頃から厳しい指導の下で練習に励み、「正確かつ厳格」と評された演奏により、数々のコンクールで優勝を果たした。その一方で「ヒューマンメトロノーム」「母親の操り人形」「機械仕かけ」「コンクールだけのピアニスト」「譜面の僕(しもべ)」「コンクール仕様」などと揶揄されていた。11歳の時、コンサートで母親への最高のプレゼントとして感情を込めた演奏をするも、そのことが原因で母と喧嘩になってしまう。生前に母と交わした最後の言葉は、「お前なんか、死んじゃえばいいんだ」だった。その直後母が亡くなり、そのことがもとで演奏中に自分が弾くピアノの音が聞こえなくなるという症状を発症、ピアノから遠ざかるようになる。しかしながら、音楽の才能は健在で、新譜の譜面起こしなどのバイトをしている。
幼なじみの椿を通じて、ヴァイオリニストの宮園かをりと知り合う。初対面で盗撮魔と勘違いされるなど[注 2]第一印象は最悪だったが、コンクールでの彼女の独創的な演奏に心を奪われる。以後、かをりのことを何かと気にかけている。後に、かをりへの恋心を自覚する。渡と見舞いに訪れた際、かをりが発作のような状態を催しているところを目撃し、また自分から大切なものが消えるのではないかという恐怖心から再びピアノを弾くことを恐れ始め、紘子との練習も拒んでいた。そんな最悪の精神的コンディションの中、東日本コンクールに臨んだが「自分に音楽をくれた人たちのために弾く」ことで満場の喝采を浴びる。コンクールが終わった後、かをりの両親から渡された自分宛の手紙にて告白された。
高校は、県外にある奥津音大附属高校に進学希望。
宮園 かをり(みやぞの かをり)
声 – 種田梨沙 / 演 – 広瀬すず[10]
市立墨谷中学校3年生。誕生日は7月4日ヴァイオリニスト。昔からコンクールの常連だった公生を見知っており、憧れていたが、中学3年生の時に渡に好意を寄せていると椿に告げ、紹介してもらう。公生から「性格最悪」「喧嘩上等」と言われる程気が強く、明るい性格であるが、実際は寂しがり屋であり、公生に泣きながら「1人にしないで」と心境を吐露している。また、公生にも特別な感情を抱いており「君をもっと知りたい」「何でも知っている椿が羨ましい」等と発言している。カヌレが好物。
楽譜に忠実に弾くことが求められるコンクールにおいて個性的な演奏をしたため審査員から酷評されるが、聴衆から絶大な支持を受け、聴衆推薦で二次予選に進む。公生がピアノを弾かないのは逃げているだけだと指摘し、二次予選のピアノ伴奏を公生に頼む。コンクールは演奏中断により失格となり、本人は後悔していないものの、公生に再び弾いてほしいという思いから、失態の詫びにとピアノコンクール出場を要求する。元からあまり体が強くないのか、本人曰く「疲れやすい体質」で、薬を大量に服用している。精密検査のために2回検査入院もしている。そのため、ガラコンには出場出来なかった。演奏終了後には体調不良で倒れ、再入院している。容体はあまり良くなく、公生と渡が見舞いに訪れた際は発作の様な状態を催しており、一時、集中治療室へと移されていた。その後公生が出場する東日本ピアノコンクールが開催される日に手術を受けるが、その甲斐もなく他界する(なお、病名については原作、アニメともに明かされていない)。
元々はピアノを演奏していたが、公生の演奏に感銘を受け、公生にピアノを伴奏してもらいたいという理由からヴァイオリニストに転向する。そして中学1年生の時に、中学校に公生がいることを知るが、椿と渡との仲の良さ故に話しかけるタイミングがなく、ただ眺めて終わっていた。しかし、自分の命がこの先長くないことを知ると、後悔を天国に持ち込まないためにこれまでしてこなかったことを実践し始め、その際に渡が好きだと偽って公生に近付いた。渡のことは友人としては面白いと位置付けているが、「やはり一途な人がいい」と手紙に記している。
アニメ版では、髪色の変化が見て取れる。物語序盤では鮮やかな金髪であったが、物語中盤からかをりの体調が悪化してくるにつれて、髪色は淡くなっている。
澤部 椿(さわべ つばき)
声 – 佐倉綾音 / 演 – 石井杏奈
市立墨谷中学校3年生。公生とは家が隣同士の幼なじみ。誕生日は5月19日
ソフトボール部に所属しており、度々校舎の窓ガラスを割る飛球を打っては、偶然その場に居合わせることの多い公生に謝らせている。トラブルメーカーだが公生にとっては世話の焼ける姉のような存在。中途半端にピアノから遠ざかっている今の状態のまま時間が止まってしまっている公生が立ち直るためにも、もう一度ピアノを弾いて欲しいと思っている。
運動神経が優れており、鉄棒で大車輪をやってのけている。それゆえ、周囲に「女ゴリラ」とからかわれることもあるが、中身は繊細な乙女である。
かつて憧れていた先輩・斎藤に告白されたが、当時のような胸が高鳴るような感情が沸かず返事を保留していた。その後、結局振られてしまった。いつも側にいるのが当たり前で、自分の弟のような存在だった公生に対し、次第に特別な感情を抱きはじめ、公生の側にいたいと思うようになる。公生が音楽科のある高校に通うために家を出ると発言した際には号泣しながら公生の前から走り去ってしまった。それらに関して柏木に図星を突かれており、色々と指摘されている。
高校は、奥津音大附属高校近くの奥津女子高等学校に進学希望。模試での判定はBで、これにはクラスメイトも驚いていた(周囲には運動神経だけの脳筋女と思われていた)。
渡 亮太(わたり りょうた)
声 – 逢坂良太 / 演 – 中川大志
市立墨谷中学校3年生。公生・椿の幼なじみ。サッカー部部長。多数の女子から人気があり、渡自身も女子が大好きである。軽薄だと言われるが、時々良いことを言う。公生同様、かをりが発作のような状態を催しているところを目撃し、それを椿に伝えている。誕生日は4月14日
高校はスポーツ推薦での入学が決定している。
公生のかをりへの恋心や、かをりの公生への想いに気付いている。
井川 絵見(いがわ えみ)
声 – 早見沙織
公生と同年代のピアニスト。倉橋第四中学校3年生[11]
5歳の時に友達のピアノ演奏会の応援に訪れた際、その演奏会に出場していた公生の演奏に感動しピアニストになることを誓う。気分屋な性格で公生が2年間、ピアノから離れていた間は些細なことで演奏スタイルが変わってしまう程だったが、「機械のように正確」「コンクールのためだけに弾く」と評される公生の演奏を否定するためにピアノを続けている。
相座 武士(あいざ たけし)
声 – 梶裕貴
公生と同年代のピアニスト。公生に憧れてピアノを始めた。小学生時代までは何でもこなせていたが、唯一ピアノでは公生に全く対抗出来ず、公生が2年間ピアノから離れていた間も「有馬公生を目標」にピアノを続け、公生の復活を信じて練習を積んでいたが、復活した公生の演奏を聴いた当初は、以前と変わった演奏スタイルに加えて途中で演奏を中断してしまったことを受け入れられず怒りを爆発させてしまう。しかし、後の公生の言動により公生が変わったことを認めるようになる。かつては公生と絵見の3人で音楽コンクールの上位を占めていたが、現在では2人に差をつけてコンクールの優勝を独占しており、国外での活動も視野に入れているが、あくまで「有馬公生が目標」であるため、ドイツのシュベルスタインコンクールからの招待状が来た際には断っている。

市立墨谷中学校[編集]

斎藤(さいとう)
声 – 興津和幸
椿の1級上の先輩。野球部の元キャプテンで、椿の憧れの存在だった。自身も、笑っている椿が好きだった。下校中の椿と再会し、交際を申し込む。だが椿の思いを察し、好きな人が出来たことを理由に自ら別れを告げた。なお、椿には自分の彼女になってくれたことに感謝している。
柏木 奈緒(かしわぎ なお)
声 – 石上静香
椿の友人でソフトボール部のピッチャー。椿のことは大抵察知しており、色々と指摘したりからかったりしているが、それが原因で返って椿を意固地にさせてしまうことがある。ボーイズラブを好んでおり、それが自身の恋愛観に影響している。

音楽関係者[編集]

有馬 早希(ありま さき)
声 – 能登麻美子 / 演 – 檀れい
公生の母。故人。元々、公生に過酷な思いをさせたくないとして、ピアニストにするつもりはなかったが、紘子に「ピアニストにした方がいい」とアドバイスされ、公生にコンクールで勝つための英才教育を施す。その指導方法は厳しく、一見、虐待にも見える過酷なものであったが、それは自身の死期が近いと悟っており、公生が将来音楽で食べていけるようにと思ってのことだった。公生が11歳の秋に行われたヨーロッパでのコンクールを見据えた国内コンクールの直前に亡くなり、公生に重大なトラウマを残す。
瀬戸 紘子(せと ひろこ)
声 – 園崎未恵 / 演 – 板谷由夏
日本屈指の評価を受けるピアニスト。公生の母である早希の音大時代の同期であり、ともに公生を見守ってきた。また、公生のピアニストとしての才能にいち早く気付き、公生をピアニストにするべきと早希にアドバイスした張本人である。そのことで罪悪感を抱いていたが、前向きな公生の姿に感心し、後に後見人として申し出ると同時に公生の指導者となった。一人娘の小春(こはる / 声 – 水瀬いのり)がいる。
原作では物語の中盤からの登場だが実写映画では序盤から登場している。
相座 凪(あいざ なぎ)
声 – 茅野愛衣
武士の妹でピアニスト。瀬戸を通じて兄のライバルである公生に弟子入りする。公生に弟子入りした際、正体を察知されないようにするため藍里 凪(あいざと なぎ)という偽名を名乗っていた。胡桃ヶ丘中学校1年生であり、三池とは同級生。「陳腐」という言葉を好んで使う。兄・武士の不調を公生のせいだと逆恨みし、公生の邪魔をしようとしたが、公生と接していくうちに音楽を通して兄に思いを伝えようと考えるようになる。胡桃ヶ丘中学学園祭では、公生と連弾をした。この演奏はかをりに、もう1度公生と演奏するために手術を受けることを決意させた。
三池 俊也(みいけ としや)
声 – 寺崎裕香
風間門下のヴァイオリニストで、中学1年生。藤和音楽コンクール「中学生の部」優勝者であり、ガラコンは優勝した自分が主役だと思っているため、予選敗退者ながら主催者推薦で出場を果たしたかをりを見下し、「あんなのは音楽でもなんでもない」と批判している。だがその一方で、来場者がかをりの話題しかしていないことに寂しさも覚えていた。中々やってこないかをりのために順番をずらして貰えないかと紘子に懇願されるが断り、更にはかをりを侮辱するような発言をしたために、紘子と公生の怒りを買ってしまう。その後、ピアノのソロだけで出場した公生を当初は「所詮パフォーマンス」と見下していたが、その演奏に徐々に感化されていき、自分の出番の際には初めて舞台に立つことが怖くなり、逃げ出したいあまり泣き出してしまう。それでも「あそこまで身を捧げてみたい」「燃焼したい」という思いが三池を動かし、「ママの声が聞きたい」という一心で演奏を始めた。このときの演奏を「君も打ち抜かれたか」と評されている。公生曰く「少し僕に似ている」。その後は公生のファンとなっており、コンサートにも変装して訪れていた。凪と同じく胡桃ヶ丘中学校に通っており、凪とは同級生だが、校内では「両雄(龍虎)並び立たず」の犬猿の仲ということになっている。
落合 由里子(おちあい ゆりこ)
声 – 田中敦子
絵見の音楽先生。
高柳 明(たかやなぎ あきら)
声 – 大山鎬則
武士の音楽先生。
井端 潤三(いばた じゅんぞう)
声 – 樋浦勉
毎報音楽コンクールで、公生らが出場した回で審査委員長を務めていた中年の男。演奏を途中で中断し、再び再開した公生の演奏を酷評、憤慨していた。権威主義者であり[注 3]、すれ違った公生に対して「コンクールは神聖な音楽の庭、決して自分探しをする場所では無い」と告げている。凪の演奏を聴きに胡桃ヶ丘コンクールに来場していた。
風間(かざま)
声 – 飛田展男
かをりが出場したヴァイオリン部門のコンクールで審査委員長を務めていた男。
梨田(なしだ)
声 – 小澤亜李
ヴァイオリン部門コンクールの出場者。先生(声 – 大津愛理)と共に一次通過を目指す。

家族関係者、親友など[編集]

かをりの両親(宮園好是、宮園涼子[12]
声 – 大川透(父親)、進藤尚美(母親)
自宅にて洋菓子店を営んでいる。公生の大ファンと紹介され、自前の洋菓子を多数振舞っているが、実際にはかをりから話を聞いていただけであり、公生のことはよく知らない。半ば投げやりな態度であったかをりに希望を与えた公生には感謝している。
絵見の両親
声 – 宮坂俊蔵(父親)、かかずゆみ(母親)
子供時の絵見を公生のピアノ演奏会に連れて行き、絵見がピアニストになるきっかけを作った。
武士の母
声 – 湯屋敦子
武士と凪の母親。
泉(いずみ)
声 – 寿美菜子
武士の友達の女子生徒。
さつき、小麦(こむぎ)
声 – 田頭里奈芳野由奈[13](さつき)、小澤亜李(小麦)
凪のクラスメート。
有馬 隆彦(ありま たかひこ)
声 – 浜田賢二
公生の父親。
椿の母
声 – 大浦冬華
有馬家の隣同士で昔から公生のピアノ稽古を聞き慣れていた。
岡 耕介(おか こうすけ)
声 – 柳田淳一
胡桃ヶ丘中学学園祭で、凪と公生の連弾を聞く観客のひとり。ピアノの演奏に詳しい。
せつこ
声 – 高橋李依
かをりの子供時代のお友達。せつこ出場の演奏会を応援しに行ったことが公生との出会いになった。会場でせつこと写真を撮った際、通り掛った公生の姿を一緒に写った。
チェルシー
公生が子供のころ飼っていた黒猫。公生の手を負傷させたことで、早希によって捨てられる。その後、母親の死でピアノの音が聞こえなくなった公生の夢に現れ、公生自身もそれが大きなトラウマとなる。

用語[編集]

奥津音大附属高校
公生の第一志望の高校。東日本ピアノコンクールで上位入賞した者の入学者が多い。公生の住んでいる場所から県外にある。
ガラコン
ガラコンサート。主にコンクールの入賞者などが参加する演奏会。スポーツに例えるならば、フィギュアスケートなどのエキシビションに近いものである。
胡桃ヶ丘中学校
凪、三池が通う中学校。中高一貫校で、音楽系の名門校である。特に「くる学祭」は成績上位者が集う、仮装上等の“奇祭”であり、独特でアイデアにあふれた演目を準備し、業界関係者からも注目されている。その中の演目一つである「胡桃ヶ丘コンサート」では仮装しながら演奏を披露している。凪と公生も出場し[注 4]、《眠れる森の美女》より『薔薇のアダージョ』と『ワルツ』を演奏している。また、この時雑誌ライターや井端も来場していた。
なお、凪と三池は「交わってはいけない龍と虎」等と目されており、普段この二人が接触することはなかったが三池が凪に話しかけた際には皆が驚いていた。
市立墨谷中学校
公生・かをり・渡・椿・柏木らが通う中学校。斎藤もこの中学校の卒業である。
藤和音楽コンクール
新設された全国規模のバイオリンのコンクール。主催者が少し変わっており、予選では普通バッハやバガハーニ等伴奏に無い曲が課題になるが、このコンクールは全てピアノの伴奏付きであり、結構珍しいものである。なお、優勝者は主催者所有のグァルネリでリサイタル出来るという特典がある。
都津原大学付属病院
かをりが入院している病院。
東日本ピアノコンクール
日本有数の音楽コンクールの一つ。歴史は古く、ネームバリューは抜群である。毎年冬に開催される。通称、雪のコンクール。なお、奥津音大附属高校の入学者は、当コンクールで上位入賞を果たした者が多い。
毎報音楽コンクール
毎報新聞社が毎年主催している全国規模のコンクール。これまでに有名な演奏家を何人も輩出してきた実績がある。地区予選から地区本選、更に全国大会で優勝すれば海外進出の足がかりにもなる。
かをりの病気
作中では、かをりの病名はハッキリと明示されておらず、断片的な情報しか描かれていない。主な症状としては、「筋力が弱くなり、物を持てなくなったり、立てなくなる」、「自力での呼吸が困難になり、命の危機になる」…などがある。

 

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